2019年05月18日

創業者の霊

 わしはな、一代でこの会社を築いたんや。わしにとって会社はな、家族みたいなもんや。物作りは物を作るだけやない。まず、人を作るんや。人を育てて物を作る。給料出すの惜しんだら、社員は働かんで。能力ある奴も他の会社に取られてまう。会社はな、人のため、社会のため、ひいては国家のためにあるんや。いくら金儲けになるからと言うても、戦争だけはあかん。他国が戦争すれば、軍需景気になるんやから、それでええやないか言いよる奴おるけど、今はな、国際化が進んどるんやろ。株主かて外国人が多いと聞いとる。外国人にとっちゃ、日本が他国やから、金儲けするために日本を戦場にせい、ことになりかねん。因果応報っていうこっちゃ。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 10:11| Comment(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする