2019年05月17日

五稜郭は和洋折衷(6)

 腹ごしらえをした後、五稜郭に行ってみることにした。実は21歳の頃、一度訪れているから、当初の予定には入っていなかったが、箱館奉行所が再建されたというので、寄ってみたくなったのだ。
 手前にあるのは五稜郭タワーである。以前上ったことがあるので、今回はやめたのだが、高さが異なることから、建て替えられたことが分かる。旧タワーは45メートルで、五稜郭の星型が十分に確かめられなかった。新タワーは2倍の107メートルあり、五稜郭の全貌を見下ろせるし、夜になれば星型にライトアップされている。
 タワーの横を通り過ぎて、五稜郭の入口に立った。これは幕末に建てられた西洋式の城と言われている。オランダ語訳されたフランスの築城書をもとに設計された。なぜ星型に堀が掘られたかというと、五稜郭の側からは死角がないこと、突角部に砲台が据えられるという利点があるため。
 ただ、西洋式なのは形だけであって、城の石垣を見ると、日本式の築城法のように、大きさの違う石を組み合わせている。堀に架けたられた木橋も、日本式である。城郭こそ星型であるが、城を作ったのは日本人の職人だったからである。だから、五稜郭は和洋折衷の城と言った方が正確だろう。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 03:26| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする