2019年02月07日

阿蘇から高千穂峡へ(4)

 火山博物館を出ると、さっきまで降っていた雨がやみ、手前の草千里が霧の中から現れていた。すかさず彼と写真を撮った。前回来たときは早春だったので、枯草千里だったが、今回は青々とした草千里が泥濘となり、馬の姿も見えなかった。なかなかうまくいかないものだ。
 また雨が降り出すかもしれなかった。そこで阿蘇はこのぐらいにして、高千穂峡まで足を伸ばすことになった。車で山道を上っていくと、雲はますます厚くなっていった。つい、うとうとしてしまうと、「高千穂駅に着いたよ」という友人の声。
 高森は通過してしまったのか。でも、何だか少しおかしい。レールと高千穂鉄道の車両も見えるから、間違えてもしかたないのだが、ここは高千穂鉄道と南阿蘇鉄道をつないだ九州縦断鉄道のルートで、トンネルを一部掘り進めながら、大量の出水という難工事のまま放置された区間に設置された「トンネルの駅」だった。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:40| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする