2019年02月03日

太宰府天満宮に詣でる(3)

 さて、福岡市内から西鉄天神大牟田線に乗り、二日市で単線の太宰府線に乗り換えた。終点の太宰府駅を出て右に進むと、御神牛の像が見えてくる。菅原道真が丑年であったこと、亡くなった遺骸を牛に引かせ、動かなくなったこの地に天満宮が造営された故事にちなんで、地べたに座り込んだ牛の姿を表している。
 そこで右折し、心という字をかたどった池を、太鼓橋で渡って過ぎると、手水舎の前に出る。楼門をくぐった先に、桃山時代に再建された本殿が建っている。檜皮葺の屋根の下の柱や壁は、朱色を基調に金や五色に装飾されている。この地下に道真は埋葬されている。西洋では、王侯貴族の墓の上に教会が建っていることも珍しくないが。
 お参りをした後、友人は交通安全のお守りを買った。その後、裏の山を登っていった。そこには稲荷大明神が祀られている。幾重にも連なる赤い鳥居を潜っていく。手を合わせた後、右下の崖下を覗いた。小さな遊園地があって、ジェットコースターが走っている。
 天満宮の帰り道に光明禅寺に寄った。臨済宗の寺院で、開基は鎌倉時代と言われる。天満宮を守ってきた菅原氏出身の鉄牛圓心が創建したとのこと。ここには九州でただ一つと言われる本格的な枯山水がある。波紋が立つ砂は無意識の心を、島は一人ひとりの心を表している。人と人の心は無意識でつなかっているのだ。
 太宰府駅に戻る参道に、太宰府天満宮の名物梅ヶ枝餅を売る茶店「かさの家」がある。温かい物を食べることにした。茶席に座ると、店の人がお茶を持ってきてくれた。外がパリパリの餅で小倉あんが入っている。茶席の前には小石で梅の花の模様がかたどられている。



「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 14:54| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする