2019年02月20日

能古島ってどこの島?(1)

 ようやく天候が回復した。疲れがたまっていて遠出はしたくないので、能古島(のこのしま)に行くのは次回にしたかったのだが、晴れ上がった空を見た友人は乗り気だった。
 朝食の準備をしていなかったので、天神に出ることにした。ただ、十一時前だったから、開いている店はあまりない。甘くてしょっぱいカツ丼に辟易した後、地下鉄の空港線に乗って姪浜(めいのはま)に向かった。そこから筑肥線に接続するわけだが、この筑肥線、空港線の開通に伴い、併行する博多〜姪浜間が廃止されたという経緯がある。

 さて、問題の能古島だが、福岡市民でなければ知らないかもしれない。博多湾に浮かぶ小島で、古代には防人(さきもり)が守り、元寇の時には戦場となった。江戸時代には馬が飼育され、鹿狩りなども行われた。現在は福岡市西区に属し、キャンプ場や海水浴場が置かれているという。(つづく)


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2019年02月19日

阿蘇から高千穂峡へ(9)

 高千穂峡に足を伸ばした後、高森からは行きとは違って、根子岳の東を回るコースを選んだ。ところが、とんだ田舎道で一方通行ほどの道幅しかない。蛇のようにくねくねした急カーブが続く。阿蘇駅前を過ぎてからも山道で、すでに薄暗くなっていたから、前方を行く車のライトに先導される形となった。
 日田で夕食をとり、福岡に戻ったのは、夜の十一時だった。早いもので、明日には帰郷しなければならないわけだが、夜、福岡空港を飛び立つまでには時間がある。旅行のメモを取りながら、何をするか友人と話し合った。


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2019年02月17日

阿蘇から高千穂峡へ(8)

 高千穂駅に戻ってきた。車で谷の中ほどまで下っていく。以前徒歩でここに来たとき、谷底から地上までの高低差を見て、途方に暮れてしまったのを覚えている。無料駐車場は満車だったので、有料駐車場に車を置き、階段を下りていった。友人は初めての体験なので、カメラを構えながら興奮気味だった。何度見ても素晴らしいのだが、本当の醍醐味は谷川をボートで進むことだ。
 この高千穂峡は、阿蘇の古火山の溶岩が五ケ瀬川に流れ込み、急激に冷やされたことから柱状の岩となったという。晴れていて、滝の水が日光を浴びて、薄暗い谷川に虹がかかたところが美しい。本当は今日もボートに乗りたかったのだが、友人は転覆するのではと怖がっていた。石橋を叩いても渡らないところがあるのだ。
 遅い昼食は茶屋でとることにした。半分に割った竹をを店内に渡して、流しそうめんを行っている。しかし、僕は宮崎の郷土料理、冷や汁が食べたくなった。豆腐の味噌汁を冷やして、そこに焼き魚と胡瓜、胡麻、薬味を入れたもの。
 茶屋の前にあるのはおのころ池である。国生み神話で、伊弉諾尊、伊弉冉尊が最初に生み出したとされる島が、池の中央に立っている。池にはチョウザメみたいに口の尖った魚が泳いでいる。大きさからすると鯉なのだろうが。


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