2019年01月15日

ニック・ライオンの『シン・アルマゲドン』(1)

 アルマゲドン(ハルマゲドン)とは、『ヨハネの黙示録』で説かれている、世界の終末に行われる最終戦争のことで、映画のタイトルとしては「この世の終わり」ぐらいの意味で使われている。このSF映画では、人工的なエネルギー装置の暴走により、地球近くに宇宙の穴、ワームホールが作られ、地球が呑み込まれて、別の宇宙空間に移動してしまうという設定である。
 そこには二つの太陽が存在し、絶え間なく降る隕石と、高電圧の霧の襲来で、建物ばかりでなく、人間の心身も破壊されていく。たとえ死ななくても、精神に異常を来してしまう。主人公のコリンは、エネギー装置を完成させたが、それを政府に売ることは拒絶した。ところが、陰謀に巻き込まれて、装置は稼働させられて暴走、ワームホールの出現と別の宇宙への移動という大惨事に陥る。
 主人公のコリンは長らく記憶を喪失していた。意識が戻ってからは、地球移動後の現在と、移動前の過去を意識で往来して、惨事がどのようにして起きたかを思い出す。再びエネルギー装置を稼働させることで、ワームホールを再度生み出し、地球を太陽系の元の位置に戻すことに成功する。すると、地球は大惨事など何もなかったかのような、平和な世界に戻っているという結末。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 05:36| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする