2019年01月09日

野良猫も楽じゃない(2)

 年が明けて、久し振りにコンビニに行ったが、猫の姿はなかった。その代わりに窓には、「猫に餌をやらないでください」という張り紙。猫が食い散らかしたりしたからだろう。コンビニなどではなく、一般の商店だったら、客寄せの招き猫として可愛がってもらえただろうに。
 野良猫に餌をやると、数が増えて迷惑するという主張がある。確かにそれは言える。地域で世話している野良猫のことを、地域猫と呼んだりするが、去勢をして不幸な猫を増やさないようにしている。
 日本ではいまだに、野良犬や野良猫は捕獲して、もらい手がいない場合には殺処分にしている。その話を留学生に話したら、顔が青ざめていた。アウシュビッツを連想したのだろうか。ドイツなどでは、飼い主のいない犬や猫は、保護施設で世話をされている。飼い主がいなければ殺してしまえという日本のやり方に、批判のまなざしが向けられているというわけだ。
 あの猫はどこかに行ってしまったのだろうか。餌をやると店先が汚れるという主張も理解できる。ただ、野良猫の立場になれば、人に媚を売るなどしても、生き抜いていかねばならないのだ。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

 
posted by 高野敦志 at 02:07| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする