2018年12月07日

幸福駅に千社札?(7)

 駅の北口に出たら、少し人影が見られるようになった。旭川のように大きな街ではあるが、やはり人の往来は少ない。飲み屋には結構人が集まっていたが。
 結局、ラーメンと帯広名物の豚丼が食べられる店に入った。特旨塩ラーメンと豚丼の小を注文した。豚丼の豚肉は、甘くてしょっぱいタレをつけて焼いている。旨塩ラーメンは、出汁のよく出たこってり味で、具だくさんだけれども、かなり塩分が強い。普段はラーメンの汁を飲んでしまう自分も、残してしまった。かなり喉が渇くと思ったからだ。
「これが北海道の味なんだよ」と友人は言う。東北出身者が中心に開拓したから、塩分が強い料理が多いのだろう。
 店の中はストーブを焚いていたから暖かかったが、外は氷点下の寒さである。二十度の温度差はきつい。鼻水が出てきて、息が詰まりそうになった。いやがらせでも受けている感覚だ。
「北海道に住んでいたから、こういうのは普通だと感じていたんだ」と友人は言った。それでも、歩き続けているうちに、ひどい寒さに慣れてきた。
 ホテルに戻り、温泉に入ることにした。モール温泉といって、植物性の黒っぽい温泉。十勝川温泉から引いてきているという。実際に入ってみると、色は黒と言うより茶に近かった。寒冷な気候で植物が分解しきっておらず、草の香りがまだ残っている。アルカリ性がかなり強く、肌がすべすべする。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 03:01| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする