2018年12月28日

余りの寒さに葡萄も冬眠?(5)

 手間がかかるのはそれだけではない。十勝地方は寒冷な気候であるため、ブドウは真冬の極寒にやられてしまう。そこで、冬が近づくと、ブドウの木は全体を土の中に埋め。越冬させるのだという。そのため、木の高さは人の背丈ほどしかない。
 これはかなりの重労働であるため、農家に嫌われており、現在では越冬できるブドウの品種も開発されている。見学の最後には、ワインの試飲があった。赤ワインをグラスに四分の一ほど注いでくれた。

 昼食を取ることにした。ロースのステーキは高すぎるので、赤身のステーキを注文した。ちょっと固かった。ちなみに、サラダや鶏の唐揚げ、カレーなどや、アルコール以外の飲み物は自由に取れる。赤ワインを一杯だけ飲んだ。
 レストランの展望台から、十勝平野を写真に収めた。この辺りはやや気温が高いのか、雪はすっかり消えている。ただ、暖かいと思ったのも束の間、日が翳るとたちまち、肌を刺すような冷気に包まれる。実際には気温は二、三度なんだろう。(つづく)


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2018年12月27日

MQAにまつわる謎(2)

 さて、ここまで読んでもわけが分からないと思う方が大半だと思われるが、352.8kHz/24bitの超高音質は、超絶した音空間を構築するので、澄み切った迫力のある音に圧倒される。今まで述べたことを理解した上で、実際に再生された音を聴けば、苦労は十分に報われると思われる。
 なお、MQAに対応した携帯プレーヤーで聴く場合には、当然のことながらハイレゾ対応のイヤフォンやヘッドフォンが必要となる。これは差し込むプラグに、三本の黒い線がある。形状が通常のオーディオ機器と異なるので、ハイレゾ用のイヤフォンを、パソコンやiPod-touchなどに接続すると、差し込み口が破壊されるおそれがある。
 これですべての謎が解けたわけではない。e-onkyo music(http://www.e-onkyo.com/music/)などでは、MQAファイルそのものをダウンロード販売している。こちらはMQA-CDと異なり、リッピングする手間が必要ない。ただし、ファイルの大きさは小さくない。24bitのファイルだからである。MQA-CDでは通常の16bitのうち、2bitを高音質の情報を折りたたむために使っている。デコードした段階で24ビットに変換される。ところが、ダウンロードしたファイルは、デコードする以前から24bitであり、これはMQA-CDとは異なり、2bitを高音質の情報を格納するのに転用することを避けているからだと推測される。
 ファイルが大きいだけではない。ダウンロード販売されているファイルの多くは、96kHzか176.4kHzである。CDと比べれば澄んだいい音をしているのだが、352.8kHzの超絶的な高音質には及ばない。これはダウンロード販売されているファイルが、24bitであることと関係している。352.8kHzではダウンロードに時間がかかりすぎること、ソフトウェアでも96kHzまではデコードできること、MQA対応のDACのうち、安価な物は192kHzまでしか対応していないことなどが考えられる。要するに、汎用性を優先しているというわけである。


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2018年12月26日

MQAにまつわる謎(1)

 MQA-CDは容量の小さいハイレゾで、リッピングもできる。リッピングしたファイルは16bitと表示されるのに、MQAに対応した機器に接続すると、24ビットにデコードされる。しかも、MQA-CDの多くは352.8KHzの情報まで記録されているのに、通常のCDの規格である44.1kHzのファイルと、大きさがほぼ同じである。
 その謎はCDの16bitのうち、耳に聞こえない2bitに、高音質の情報が折りたたんで収納されているからだという。しかも、通常のCDである44.1kHzの情報に加えて、88.2kHz、176.4kHz、352.8KHzというふうに、対応する機器によってデコードできる音域が異なってくる。
 MQA-CDのすべての情報をデコードするには、対応するオーディオ設備をそろえるか、対応するパソコンのソフトウェアで、88.2kHZまでデコードして、残りをレンダラーと言われる機器でデコードした上で、既存のオーディオに接続する。いずれにしてもかなりの投資が必要である。対応するソフトウェアとしては、Audirvana Plus(https://audirvana.com/)やroon(https://roonlabs.com/)などがある。
 もっとも安価な方法は、MQAに対応した携帯プレーヤーで聴くという方法である。この場合でも、MQA-CDを通常のソフトでリッピングしただけでは、44.1kHzのCD規格の情報しか再生されない。リッピングしたファイルに、MQA Tag Restorer(http://www.mqa.co.uk/customer/tag435sdf43te)などを用いて、タグ情報を書き込んでおく必要がある。(つづく)


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