2018年11月14日

木次線は「きすきせん」(2)

 案内のおじいさんがメガホンでクイズやジャンケンなどやり出した。しかも、子供向けにおかしなイントネーションでしゃべるので、ちょっとくつろげない。赤字路線の木次線を廃止させないように、地元住民が沿線で手を振ったり、駅で物を売ったり、一生懸命なのは分かるのだが。
 トンネル内は寒く、車輪のこすれる轟音が鳴り響いていた。天井の大蛇のネオンの光が際立つ。おじいさんの説明では、トンネルは八岐大蛇にたとえられ、トンネルの数を大蛇の匹数でカウントしていた。ループしている道路を、八岐大蛇の姿をかたどっているとも言っていた。
 鉄道マニアを喜ばす存在といったら、出雲坂根駅の三段式スイッチバックである。構内にはその姿を元にした模型が展示されていた。これも八岐大蛇の頭にたとえられた。
「さあ、列車はどちらの線路を進むでしょうか」と子供相手にクイズを出していたが、元来た線路を戻ってしまったら、スイッチバックしている意味がない。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:55| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする