2018年08月10日

神々が降臨した地(10)

 実は、天岩戸駅には15年後の2011年の秋にも再訪している。すでに高千穂鉄道は廃止されていたが、高千穂駅と天岩戸駅の間を、「スーパーカート」で往復したのである。今では高千穂橋梁まで延長されたので、東洋一の高さから、五ケ瀬川の谷底を見下ろせるようになった。
 さて、話を元に戻そう。ディーゼルカーに乗り込んだ。高千穂橋梁をゆっくり渡っていく。僕はユースホステルの方を見下ろした。すべてがちっちゃく見える。神々が地上を見下ろしたときのように。鉄橋を渡りきると、列車はスピードを上げていく。
 高千穂鉄道の半分は、トンネルと鉄橋の連続だった。相当の難工事だったのだろう。駅も崖の上のような所にあった。観光的に価値のある景観が続いたが、スピードを落とさずにカーブを抜けるので、軽い乗り物酔いになった。喉がからからなのに、飲むと吐いてしまいそうだった。目を閉じて耐えているしかなかった。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 04:07| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする