2018年08月04日

神々が降臨した地(9)

 寝坊してしまった。まだ昨日の疲れが抜けていない。朝食を取って、九時過ぎにチェックアウトした。天岩戸駅まで歩いて行くことにした。ペアレントのおばさんに道を教えてもらい、「着いたら大声で教えてよ」と言われた。
 あぜ道を上っていくと、無人の駅にたどり着いた。ホームの一番端、ちょうど高千穂橋梁の付け根の辺りから、谷間のユースホステルを見下ろした。人の影のようなものが見えるので、手を振ってみた。
「着いたの?」という叫び声が聞こえた。
「着いたよ!」と答えると、「行ってらっしゃい」の声。
「有り難うございます。行ってきます!」と大声で叫んで手を振った。
 まさか本当に声が聞こえるとは思わなかった。こうして声をかけてもらい、ちょっぴり胸が熱くなった。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:36| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする