2018年08月21日

島でなくても桜島(4)

 翌日はどんより曇っていた。本当はサイクリングしたかったのだが、小雨が降り出した。そこで、桜島一周の定期観光バスに乗ることにした。桜島港から右回りに巡ることになる。
 ガイドさんは桜島の噴火について、いろいろ話してくれた。江戸中期の安永大噴火では、海中から多数の島が出現した。多くは再び海中に没したが、中には周囲4キロもある島もあった。これは浸食されて周囲1キロ半になった新島(しんじま)のことで、燃島(もえじま)とも呼ばれている。小学校の分校も開校したが、過疎化が進んで、その時点ではいた住民も移住し、2014年(平成26)には無人化したという。
 黒神地区では、埋没鳥居を見た。これは1914年(大正3)の大正大噴火により、高さ3メートルあった腹五社神社の鳥居が、上部の笠木を残して埋もれてしまったもので、黒神村の687戸すべても熔岩に呑み込まれた。(つづく)


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2018年08月20日

旅日記について

 今回、僕は初めて山陰を旅行した。とはいっても、いきなり米子空港に着陸したのだが。旅をしている間は、iPod touchのメモ帳に旅日記をつけている。ATOKをインストールし、パソコンのATOKと同期しているので、漢字変換もスムーズである。
 旅日記はホテルや、乗り物で移動する合間につけるが、途中まで書いて旅は終わってしまう。残りは帰宅した翌日につけることにしている。旅をした時の生の記憶は、どんどん失われていくから、これは時間との闘いである。
 ただし、カメラがあるから、写真やビデオは大いに助けになる。石碑や看板なども、写真に撮っておけば、あとでゆっくり読み返すことができる。
 それでも分からないことは、インターネットで調べればいいわけだが、大切なのは自分がどう感じたかだから、やはり自分の記憶が頼りであることに変わりはない。


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2018年08月18日

島でなくても桜島(3)

 桜島に向かう船に乗った。船長室の傍らのベンチに腰掛けた。潮風を満面に受ける。対岸の姿が見る見る拡大されていく。その夜は桜島のユースホステルに泊まった。
 ここにはさまざまな若者が泊まりに来ていた。青春18切符で日本全国を旅している大学生とか。僕はスイス人の青年ともっぱら話していた。スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語の地区からなっている。彼の母語はドイツ語だが、フランス語も英語も流暢である。僕は英語とフランス語を使ったが、やはり英語の方が話しやすい。
 夕食の後、彼と非常階段の上に出て、桜島の夜景を眺めながら話した。彼は桜島の山頂が立ち入り禁止になっているのを残念がっていた。最後に噴火したのはいつかと言うので、城山で買った桜島の写真を見せた。真っ赤になった山頂と、立ち上る噴煙、そこに走る稲妻。信じられない! 写真にフィルターでもかけたのか、本当に超現実的だと英語で話していた。
 ちょうど、百武彗星というのが地球に接近していた。肉眼でも確かめることができた。北斗七星のすぐ下にあり、ぼんやりと大きく明るくなったり、暗くなったり、またたいているように見えた。(つづく)


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