2018年07月20日

神々が降臨した地(6)

 高千穂バスセンターまで歩いた。そこから天岩戸(あまのいわと)に向かう。『古事記』によれば、太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が、荒ぶる神である須佐之男命(すさのおのみこと)の狼藉に耐えかね、洞窟にこもって天岩戸を閉めてしまった。そのため、地上では様々な異変や怪事が起こった。昼間でも太陽が出ないのは、日食によるものか、巨大噴火による火山灰によるものか。また、天照大神のモデルは、卑弥呼ではないかという説もある。
 地上が暗闇になったので、八百万(やおよろず)の神々は天照大神を洞窟から出すための策を講じた。天鈿女命(あめのうずめのみこと)という女神が、肌をあらわに踊りを始めたので、神々が大笑いした。それを聞きつけた天照大神は、天岩戸を少し開けて覗こうとした。そのとき、手力男命(たぢからをのみこと)が天照大神を引き出したことで、地上に光が戻ったのだという。
 その天岩戸を神域として祀るのが、天岩戸神社である。参拝を済ました後、岩戸川の谷底にある天の安河原宮(あまのやすかわらのぐう)へ向かった。そこは小さな家一軒ほどの広さの岩屋で、鳥居の手前に縄を引いて結界してある。奥には木の社が設けられ、辺りには賽の河原のように、大きい石の上に幾重にも小さい石が積まれている。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:55| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする