2018年07月11日

MQA-CDとmqaファイル

 MQA-CDはおおむね好評で、僕自身もすでに5枚購入した。利点としては、音像がはっきりしており、たとえモノの録音であっても臨場感があること、圧倒的な迫力や微かな空気感も表現されていること、リッピングも可能で、CDとあまり変わらない容量しかないことが挙げられる。
 ただ、リッピングにはテクニックが必要である。flacのコーデックを組み込んだExact Audio Copy(http://www.exactaudiocopy.de/en/index.php/resources/download/)を用い、圧縮率は5に、Bit Rateは1411kbpsに設定し、リッピングの後にファル名を〜.mqa.flacに変更してから転送するなど。
 では、ダウンロードしたmqaファイルとどこが違うか。容量が全く異なるのである。e-onkyo(http://www.e-onkyo.com/music/)からダウンロードしたJohn Coltraneの《My Favorite Things》は534メガもあった。これでは容量としては、PCMのハイレゾと余り変わらない。一方、MQA-CDの《John Coltrane And Johnny Hartman》をflacで可逆圧縮したファイルは、アルバム全体で169メガしかなかった。それはmqaファイルが24bitであるのに対し、MQA-CDを可逆圧縮したファイルは、mqaの信号がたたみ込まれた状態では44.1KHz,16bitで、CDと同じ形式であることが関係している。
 容量の軽さという点で選ぶなら、MQA-CDということになる。ダウンロードでハイレゾを購入する場合は、mqaファイルでもかなりの容量があるので、互換性が低いという弱点を考えるなら、他の形式のファイルを選択した方がいいかもしれない。


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2018年07月10日

神々が降臨した地(3)

 五ヶ瀬川のほとりにおのころ池がある。『古事記』の国生み神話で、伊弉諾尊、伊弉冉尊が最初に生み出したとされるおのころ島が、池の中央に立っている。島といっても、石塔がようやく一つ立つほどの大きさだが。「天の沼矛」の先からしたたり落ちたしずくとされる。
 海の水をかき混ぜたのなら、塩の結晶ということになるだろう。もしこれを男女の性の営みとして考えるなら、「天の沼矛」は男根で、水面は膣、したたり落ちたのは精液ということになるわけか。
 おのころ池の先にある茶屋に入った。店員の娘は藍染めの着物姿で、そうめん流しの長い台や、石を組んだ囲炉裏がある鄙びた店だった。寒かったので。火で手を温めたあと、囲炉裏の脇の席に腰を下ろした。鱒寿司はおいしかったが物足りない。串に刺して焼いた味噌味の豆腐田楽に、柚子粉と唐辛子をたっぷりかけた。おまけに、ぜんざいまで食べたら、ようやく元気が出てきた。(つづく)


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2018年07月07日

神々が降臨した地(2)

 高森駅に着いた。高千穂へ行く特急バスは、高森町役場前から出発する。ぎりぎりで間に合い乗り込むと、バスは山道をくねくねと進む。濃い霧がかかってきたが、これこそ瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が降臨した高千穂の峰だと思った。
 実は、このルートを鉄道が走るはずだったのをご存じだろうか。南阿蘇鉄道(旧高森線)の高森駅と、廃止される以前の高千穂鉄道(旧高千穂線)をつなぐ構想があったのを。その中ほどに「トンネルの駅」がある。高森〜高千穂は難工事で、大量の出水によりトンネルは貫通することなく、残された掘削部分は焼酎の酒蔵として使用されている。目印は道路脇に設置され高千穂鉄道の車両である。
 高千穂大橋を通り過ぎて、高千穂バスターミナルに到着した。コインロッカーに荷物を預け、タクシーで高千穂峡の入口まで下りていった。そこからは曲がりくねった道を、徒歩で下っていく。玉垂の滝の向こうに、若山牧水の歌碑を認めた。

 幾山河越さりゆかば寂しさの
  はてなむ国ぞけふも旅ゆく(つづく)


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