2018年07月31日

DSDとMQA-CD

 ハイレゾにはPCM音源とDSD音源がある。アナログのLPに近いと言われるのは、DSDの方であり、僕自身もかつてはDSDをもっぱらダウンロードしてきた。重厚な音を出すので、高級なオーディオに接続すると、本領を発揮するのではないか。WALKMANで再生し、ハイレゾ対応のイヤフォンでも楽しめる。ただ、僕の印象では、とにかく濃い音なのである。リアルではあるが、耳への負担が大きい気がする。
 それに対して、MQA-CDの音は、CDの音に周波数の高い音が付加されているが、CD内に収納されているため、情報量としてはCDとさほど変わらない。人間の耳が鈍感なノイズを削って、敏感な周波数の音をCDに挿入しているので、ハイレゾとして認識されるのである。また、音のにじみが少ないため、透明性の高い音として認識されるという。
 僕はMQA-CDを絶賛しているのである。情報量がCDと余り変わらないなら、ハイレゾではないのではないか、ハイレゾのように耳を錯覚させているのではないかという批判は、誤ってはいないと思うが、耳への負担がそれほど大きくないのに、鮮明な立体感を実現しているMQA-CDが、ワーナー以外のレーベルでも発売されることを、今から期待しているのである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 02:17| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月30日

神々が降臨した地(8)

 高千穂バスセンターに戻った。それから高千穂駅に行くのが大変だった。駅は坂の上にあり、しかも雨が降り出していたからだった。泊まる予定の高千穂ユースホステルは、隣の天岩戸駅のそばにあると聞いていた。
 当時はまだ、高千穂鉄道は廃止されていなかった。2005年(平成17)の台風で五ケ瀬川の橋が流出し、復旧することなく廃線が決まったのだった。第3セクター方式で存続しても、ひとたび大規模な災害に見舞われると、赤字路線では放置されてしまうのだ。とはいえ、廃止された後も、天岩戸駅の先、高千穂橋梁までは、トロッコ列車「スーパーカート」が走っているので、駅とその区間の線路は保存されている。
 ユースホステルに電話したら、車で迎えに来てくれた。くたくただったので助かった。チェックインして部屋に入った。天岩戸駅の下にあるので、窓からは高千穂橋梁の全貌が望める。川面からの高さが東洋一で、一両編成のレールバスが、おもちゃのように、上空に架けられた鉄橋をトコトコ走っていく。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 02:18| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月29日

神々が降臨した地(7)

 地上の世界が闇となったとき、八百万の神々が、どうやって天照大神を引き出すか策を練ったのが、この天の安河原宮だという。薄暗い岩屋には、目にははっきり見えない神々の気配があった。そこから天岩戸神社まで上るのには、かなり骨が折れた。
 天岩戸に向かう道の前には、立派な木の門があって、参拝を希望する者へは宮司が案内するとあった。観光客などには、軽々しく見せぬというのだろう。社務所に行ってみたが、宮司はいかめしい顔つきなので、ご寄進いたしますと言って、気持ちだけを差し上げた。
 まず、門の前で榊につけた水によりお清めを受け、西本宮の奥にある遥拝所へ向かった。谷川まで半分ほど下ったところで、屋根を設けた建物が現れた。対岸の正面には、洞窟らしきものが見える。木々が生い茂り、何度も崩れかけたのだろう、下の方は土砂に覆われている。その辺りは禁足地で、村人はおろか宮司も足を踏み入れたことがない。天岩戸を覆っていた戸は、天照大神がふたたび隠れてしまわないように、信州の戸隠に隠してあるという。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 04:01| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする