2018年06月08日

阿蘇は生きている(2)

 さて、別府駅からは日豊本線で大分駅に出た。そこから豊肥本線のあそ4号に乗り込んだ。本線といっても単線で非電化、ディーゼルカーが大野川沿いの山あいを走っていく。北海道のローカル線みたいなもんだ。先頭の車両の最前列に座っているので、非常に見晴らしがいい。
 阿蘇駅に到着した。阿蘇中岳の火口を見たいと思ったが、ロープウェイが濃霧のため運休になっていた。そこで、草千里にある阿蘇火山博物館を見に行くことにした。客が僕一人なので、バスはなかなか発車しようとしない。
 およそ10分遅れの3時半に出発。濃霧の中を走っていく。何となく不安な気がした。真っ白な霧の中に、ただ一人取り残されてしまうような。山腹の料金所で、運転手は係のおばちゃんと熊本弁でおしゃべりしている。下方には阿蘇のカルデラに広がる田畑や町並みが見渡せる。ようやくのどかな気分になってきた。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:42| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする