2018年06月07日

阿蘇は生きている(1)

 僕が子供の頃の地学の本には、活火山、休火山、死火山という区別があった。桜島みたいに年中噴火しているのが活火山、富士山のように300年昼寝しているのが休火山、有史以来噴火していないのが死火山と説明されていた。
 ところが、死火山だと思われていた木曽の御嶽山が噴火したことで、こうした区別が無意味だということが分かった。火山が噴火する周期はまちまちで、中には数万年の休止期間を経て巨大噴火する火山もある。
 阿蘇山は中岳だけが時々噴火しているから、活火山ということになるのだが、ここで問題になるのが、阿蘇山の大きさである。実は、中岳は巨大噴火の後にできた出張所みたいなもので、外輪山に囲まれたカルデラ全体が阿蘇山なのである。
 火山というと高い山を想定しがちだが、火山の残骸のような窪地や、湖になっている地形全体が火口だったりする。北海道の大きな湖、屈斜路湖や洞爺湖、支笏湖も、巨大な火山の火口に水がたまったもので、かつての阿蘇にも、満々と水をたたえた湖が存在したという。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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青海の白い雲(pdf)

 チベット旅行記『懐かしのチベット』の続篇です。2000年(平成12)の夏に、チベット人が居住する青海省から甘粛省にかけて旅した記録です。今回は日本人は僕一人で、中国人のガイドと運転手の三人で行動しました。『青海の白い雲』と名づけることとし、エッセイ「チベット人との語らい」を加えました。パソコンですぐに開けるpdf版を公開します。保存してからご覧下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードして下さい
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