2018年06月20日

超短編集「夢現万華鏡」(ePub)

 星新一のショートショートよりも短いものは、300字小説だと言われます。古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界や、現実の場面を脚色したものなど、80篇余りを収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。
 以下のリンクからダウンロードして下さい。
kaleidoscope.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。

 ブラウザからePubを開く場合、Edgeならプラグインなしで読めます。Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにも対応しています。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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2018年06月19日

WALKMANの音質設定

 WALKMANのAシリーズは、CDやmp3をハイレゾに近い音質にアップサンプリングする。ハイレゾと圧縮された音を比較したデータベースに基づいて、音を補完しているので、音が太くなってリアリティを増す。マイルス・デイビスのかすれたトランペットの音は、mp3で聴いているだけだったら、何で人の心をとらえるのか分からないだろう。
 耳にはよく聞こえない音であっても、振動として体に伝わってくると、目の前で楽器が演奏されているかのように、生理的に判断してしまうのだろう。張り子みたいなmp3と違って、BGMとして聞き流すことができないのだ。
 さて、WALKMANには音質設定があるので、好みの音質で聴くことができる。ジャズなら、イコライザーを「ジャズ」に、サラウンドを「クラブ」にする。クラシックなら、イコライザーを「クラシック」に、サラウンドを「コンサートホール」にする。喜多郎の音楽でくつろぎたいときは、イコライザーを「リラックス」に、サラウンドを「スタジオ」にする。
 自然の効果音を用いているアルバムは、エフェクトをかけると台無しになる。その場合、ClearAudio+を有効にすれば、透明でダイナミックな音が楽しめる。ClearAudio+を押せば、どんな音楽でも迫力は増すが、ジャズやクラシックなど、楽器の響きを楽しみたいジャンルは外して、上記の設定をするのがお勧めである。


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2018年06月18日

ぼくがダライラマ?(48)

 外は星がよく出ている。ちょうど新月であるから、密会の日まであと半月あるということだ。ぼくは平静を保つことを考えた。そのためには、何も考えない方がいい。その間にポタラ宮を出で、ラサの中心にあるジョカン寺に参詣する日も入っていた。当日は強い日射しの中、本堂の前では人々が、五体投地の礼拝を行っていた。駕籠から下りたぼくが、前に進んでいくと、祈りの対象が自分となっていることに気づいた。
 その日初めて、ジョカン寺の本尊である釈迦如来像と向かい合うことになった。これは遠い昔、唐の都から玄宗皇帝の娘、文成公主が嫁入りの際に持参したとされる金像で、釈迦の幼い姿を写したと言われる。金色の王冠にはトルコ石や珊瑚が象嵌され、出家前の王子の装いをしているが、あどけなさが漂う中にも、まなざしは悟りの境地を示している。
 灯明にバターが注がれると、釈迦の顔は闇を照らす光みたいに、一層輝きを増すように思われた。修行はほとんど積んでいないのに、自身の運命を見通していたのだろうか。ぼくが美しい衣装に引かれるのは、うわべを飾ることで、空虚な自分の姿をごまかせるからだ。それに対して、幼い釈迦の方は、内面の美しさが金色の衣装や王冠の宝玉となって表れたのだろう。余りの違いに僕は愕然とし、自分の無知を恥じた。(つづく)


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