2018年04月22日

DSD配信のPrimeSeat

 Windows95が発売された当初、日本の一般家庭のインターネットは劣悪な状況だった。モデムを使った通信では、インターネットをしている間は、回線が占領されて自宅の電話が使えなくなった。jpegの画像1枚送るのにも数十秒かかり、mp3の音楽は1曲ダウンロードするのに20分もかかった。
 そのため、音楽をサイトで使いたければ、MIDIで楽譜の情報のみを送り、受信側の音源で演奏させるか、RealPlayer(http://jp.real.com/)によるストリーミング配信が一般的だった。これはラジオ程度の音質でファイルを送信しながら再生させる仕組みだった。それなりによく出来ていたが、回線が少しでも込めば、バッファーで音楽は中断された。
 ADSLが普及して状況は一転した。また、光による通信は、映画のストリーミング配信さえ可能にした。したがって、音楽配信の場合もmp3だけではなく、CDの音質をはるかに超えるハイレゾによるものも出てきた。代表的なサイトとしてはe-onkyo music(http://www.e-onkyo.com/music/)やmora(http://mora.jp/index_hires)などがある。ただ、そうは言っても、DSDなどのファイルは巨大で、アルバム1枚ダウンロードするのには時間がかかるし、パソコンのハードディスクを1ギガも占領してしまったりする。
 いくらハイレゾと言っても、大好きなアルバムでなければ、繰り返し再生することはないだろう。そこで、DSDによるストリーミング配信が始まった。日本における先駆け的なサービスがPrimeSeat(https://primeseat.net/ja/)である。クラシックを含むライブや、ドキュメンタリー、旅の番組などを、DSD 5.6MHzや2.8MHzでストリーミング配信している。有料だけではなく、無料の番組も多いので、試聴してみるといいだろう。
 なお、DSDを高音質で受信するには、パソコンに専用のソフトウェアをダウンロードする以外に、DSDをそのまま再生するためのDACが必要である。


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2018年04月21日

しまなみ海道は尾道から(2)

 電動自転車で尾道旧市街から見るのと思っていたら、友人はしまなみ海道の方を先に行きたいと言った。とはいっても、今日の夜には帰らなければならないので、サイクリングは時間の許すところまででUターンすることとになる。
 ただ、しまなみ海道といっても、自動車と自転車では通る道が異なる。自動車は有料の自動車道を走るのに対し、自転車は一般道を進んでいく。入口からして異なる。自動車は新尾道大橋を渡るのに対して、向島(むかいしま)に渡るのは昔ながらの渡し船である。
 この向島は最近、しまなみ街道沿いに松山から脱走してきた囚人が潜伏していることで有名になってしまったが、それは今回の旅が終わってからの事件である。島の名前は尾道の向かいにあるところからついたのだろうが、もともとは七つの島だったものが、走っていた瀬戸がつながって一つになったのだという。道理で平坦でだだっ広いわけである。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 03:22| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

しまなみ海道は尾道から(1)

 弥山の登山はやはりきつかった。特に下りの石段で、膝の関節を痛めてしまったみたいだ。階段を一段下るにも痛みが走る。全身の疲労も激しかった。その夜は宇品島のホテルに泊まった。広島駅からは路線バスに乗るより、ホテルの送迎バスを利用した方がいい。混雑した道を避けて進むので。宮島から直行の船も出ていたのだが、最終便に乗ることはできなかった。
 さて、翌日は尾道に出ることになっていた。どうして尾道か。坂の町として知られ、文化人に愛された独特の雰囲気があるから。また、本四連絡橋で島々を結ぶしまなみ海道も、尾道を起点としている。起床するとすぐに、ホテル室内の浴室に入り、浴槽に体を肩まで浸した。足の筋肉をもみほぐしたら、少し楽になった気がした。下方には港の岸壁の先に、晴れ上がった瀬戸内海が見える。
 朝食を終えて、チェックアウト。十時前の送迎バスに乗り広島駅へ。新幹線のこだま号に乗り、三原駅で降りた。新尾道駅は市内から遠いので、三原駅から山陽本線で尾道駅に出るのが正解である。到着してすぐに、海岸沿いのレンタルサイクル店に向かう。予約してあったので、電動自転車が借りられた。かなり前に試乗したことはあるが、本格的に乗るのは今回が初めてだった。オートマティックにしておけば、必要な場合に電気を使い、下り坂では逆に充電もできる。(つづく)


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