2018年02月13日

時を止める湖面(1)

 東京では豪雨が降ってるらしい。北海道に来てから、初めて雲の多い朝を迎えた。知床五湖の鏡のような湖面が、木々や連山、青い空を映しているさまも、今日は拝めないのかもしれない。昨日は本当に運が良かったのだ。
 モンゴル人が経営するホテルをチェックアウトして、レンタカーは南に向かって走り出した。どんどん雲が切れて、天気が良くなってきた。釧網本線に沿って進んでいく。川湯方面に向かって峠を越えたところで、遠くに岩肌がむき出して噴煙を上げる火山が見えてきた。硫黄山、アイヌ名アトサヌプリ(裸の山)である。なるほど、木も草も生えていない。裂けた山腹から硫黄とガスを噴き出している。
 摩周湖に向かう途中で右折して、硫黄山に寄ることにした。屈斜路カルデラは四万年前の巨大噴火の後、この硫黄山と摩周火山を生み出したという。屈斜路湖を含めて外輪山の内側は、かつての火口だったわけだ。規模としては阿蘇カルデラをしのぐ日本最大である。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 04:03| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする