2018年02月09日

カシーナの拡張プログラム《Journey to the Sun》

 現実をシミュレートするVRアプリなどが若者の間で流行っているが、視覚的な錯覚よりも聴覚的な錯覚の方が、妙な現実感があって無意識に訴える効果が強い。ロバート・モンローが開発したヘミシンクなどは、音楽と組み合わせると深いリラックスや夢見るような感覚を与える。脳波をアルファ波やシータ波に誘導するからである。宇宙旅行に憧れているなら、Max Corbachoの《Cosmic Traveler》(宇宙の旅人)がお勧めである。ただし、アーティストはmonroe instituteになっている。圧縮されたmp3より、CDの方が効果的である。
 宇宙旅行と言えば、惑星探査機ボイジャーが太陽系を探索し、貴重な音声データを送信してきた。そのままでは人間の耳ではよく聞こえないので、人間の可聴音域に変調した物を、若い頃の僕は夢中になって聞いた。現在ではiTunes Store(https://itunes.apple.com/jp/album/nasa-voyager-space-sounds/id336195159)で購入することができる。
 ところで、ブレインマシンの「カシーナ」は、ヘミシンクと同様の耳からの脳波誘導に、ゴーグルの光の点滅による視覚からの脳波誘導を組み合わせたものである。日本では八幡書店(http://www.hachiman.com/)から販売されている。カシーナの機能については、iTunes Storeのpodcastや僕のブログ(http://takanoatsushi.seesaa.net/)などから『カシーナと脳内芸術』という冊子を配布している。
 カシーナは拡張性があるので、さまざまなプログラムを楽しむことができる。原理としては、mp3形式のファイルにゴーグルを点滅させる信号が打ち込んである。圧縮していない音声の場合は320kpsで圧縮すれば、脳波誘導の信号は削除されない。
 今回紹介するDominique Nelisの《Journey to the Sun》は、SpectraStrobe形式なので、カシーナ以外のブレインマシンでは正常に作動しない。このプログラムはディーパック・チョプラのサイト(https://www.deepakchopradreamweaver.com/collections/audio-mp3-collection)などで販売されている。
 太陽に向かって発射されるロケットに搭乗する体験をシミュレートしたもので、NASAで録音された音声を使用しているので、余りの迫力に圧倒される。秒読みが始まると、もう逃れられないという緊張感が走る。噴射する火炎と轟音が伝わるとともに、反応する光がけたたましく点滅する。聴覚と視覚がシンクロしているのである。それとともに、脳波誘導による効果で、奇妙な浮遊感を覚える。宇宙空間を高速で進んでいく感覚は、何度繰り返しても圧倒される。
 なお、このアルバムにはほかに、血管の脈動をイメージしたミニマム・ミュージックのRunや、シャンソン風のMontmartre、水をイメージした弦楽のAquaが収録されている。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:33| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする