2018年01月08日

立花隆の『証言・臨死体験』(1)

 ここのところ、西洋人の臨死体験に関する記述を読んできた。生前の記憶が一瞬の間に追体験されたり、体外離脱のあと、トンネルを潜ると、美しい自然の風景が見えたり、神さまと話したりなどが特徴で、これはキリスト教の信仰と関係があるのかと思ったりした。
 そこで、『臨死体験』という著書もある立花隆の『証言・臨死体験』を読んでみた。これは立花氏が、臨死体験をした人々から聞いた話を、ドキュメンタリーの形式でまとめたものである。立花氏自身は、死後の世界については懐疑的だが、臨死体験者にとっては、夢とは異なる現実感が伴うために、死後の世界を信じるようになる場合が多い。
 日本人の臨死体験の特徴としては、三途の川が現れる点である。この世とあの世の境には川があるというのは、日本人の信仰の現れと考えられる。また、川向こうには死んだ肉親が現れて、メッセージを伝えてくるというのも共通点である。川を渡っていたら、死んでしまっただろうという述懐もある。
 また、美しい花畑に感動したり、空を飛んでいく心地よさを覚える点、こんなに気持ちいいなら死んでしまってもいいと思ったが、肉親に呼び戻されて死を免れたといったものが、日本人の典型的な臨死体験である。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:14| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする