2017年12月25日

『「プルーフ・オブ・ヘヴン」を超えた対話』(2)

 臨死体験から得られた結論は、意識は脳に依存せず、意識がすべての根源にあるということ。最新の宇宙論が示唆するように、空っぽの空間の中で振動する弦としてのエネルギーが存在し、そのエネルギーが情報を物質化しているという。
 人間は人生を自由意志で、世界を倫理で選択している。人間は役割を持ってこの世界に生まれてくる。時間が流れると感じられるのも幻想に過ぎない。肉体が死んでも私たちは存在し続ける。意識は脳の外部に存在し、脳はフィルターの形で、地球で生きるために意識を縮小させている。肉体や脳が死ぬことで、意識は解放されて、より自由な存在となる。神性は私たちの内に存在し、スピリット(精神)として目的を持って存在している。
 アレグザンダー医師は、将来に対して希望を抱いている。やがて人類は、科学と霊性を融合させて、より悪の少ない世界で生きられるようになると。ここで述べられた内容は、古代からさまざまな民族に知られていたことであり、科学万能主義で忘れ去られていただけだという。
 静かな高揚感をもって語られる話には、強く心に訴えるものがある。人間が肉体を超えた存在であることを、多くの人々が知ることで、世界は大きな変革を遂げる可能性がある。著書を読んだだけでは分からない確信が、語り口から伝わってくる。これは一度見るだけでは理解しきれない内容を持つ。繰り返し見るたびに新たな発見があるのではないか。

 古代インド人が信じていたように、宇宙は神の見る夢で、実際には時間や空間も幻に過ぎず、この世界で生きる存在は、それぞれ演じる役目をもって産まれてくるが、それらもすべて神の見る夢ということになるのだろうか。そうすると、自由意志を持って生まれてきたということ自体が、神の見る夢ということになるのだが。それとも、量子論が示唆するように、無限の平行宇宙の中で、それぞれの魂は生きる世界を選択することで、自由意志を行使しているのだろうか。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:08| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする