2017年12月24日

『「プルーフ・オブ・ヘヴン」を超えた対話』(1)

 これは臨死体験者で「プルーフ・オブ・ヘヴン」の著者であるエベン・アレグザンダー医師と、『かいまみた死後の世界』の著者であるレイモンド・ムーディ博士の対談を収録したDVDである。主な内容は「プルーフ・オブ・ヘヴン」と同じだが、意識は脳が作り出したものではないとする二人の対談には、穏やかな熱意がこもっており、見終わった後もしばらく感動が続いていた。
 大腸菌性髄膜炎で一週間もの間昏睡状態に陥り、大脳がほぼ破壊されたアレグザンダー医師は、抗生物質も効かず、生存率は2%とされ、治癒は絶望視されていたにもかかわらず、奇蹟的な回復を得ることができた。その間の体験は著書に書かれていた通りである。
 昏睡状態にいたアレグザンダー医師は、言葉を失い、泥のような地下にいる気がした。そこには植物の根が広がっており、単調な音だけが聞こえる永遠の今が続いていた。時折、人の顔や植物の姿が見えるくらい。やがて、回転するまばゆい光が現れ、美しい旋律が聞こえてきた。光に裂け目が現れると、美しい風景、渓谷が現れた。そこに蝶の羽に乗った美しい女性が現れ、ともに上昇していった。深い癒しを得て宇宙の外に出ると、すべてが崩壊して球体が現れ、それも破壊されると、空(くう)の状態に至った。そこで光の存在との神聖なつながりを感じ、宇宙の真実を理解したという。
 人間がなぜ存在するか、いかに愛が大切であるか、悪があるからこそ自由意志を持つことができるということなど。いったん地下の世界に連れ戻されるが、回転するまばゆい光とともに聞こえた旋律を思い起こすことで、ふたたび元のコア(中核)の世界に至ることができた。それは夢とは思えぬ超臨場感があったという。
 ところが、地上に戻ることになり、純粋な愛から引き離されることに大きな悲しみを抱いた。回復を願う人々の祈りのエネルギーが雲となって現れ、励まされて病室に帰ったのだが、言葉と記憶を失っていて、取り戻すのには時間がかかった。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 12:35| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする