2017年11月03日

小海線と松原湖(4)

 小海駅前は街の中心であるだけに、商店街が軒を連ねていた。ただ、開いている食堂は少なかった。列車の時間まで三十分ほどしかない。一本行ってしまったら、あと二時間来ない。そこで、僕と友人はラーメンを頼んだ。さっぱりしてだしが効いた東京風の醤油ラーメンで、昭和の味という感じだった。店主もおかみさんも老人だったし。入れてくれたお茶もおいしかった。
「ずっとあの味、変わってないんだろうな」と友人が言った。
 小海線に乗った。千曲川沿いの急坂が松原湖駅まで続いている。こんな傾斜をアプト式でもないのに上るのだから、ディーゼルカーの馬力は大したものだ。それでも、時折息切れするかのように、エンジン音が高くなる。エンジンフル稼働である。小さな車体によくこれだけの力があるものだ、と感心してしまった。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:52| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする