2017年10月17日

早春の野辺山駅周辺(4)

 今でも稼働しているのは、直径が45メートルもある巨大なパラボラアンテナである。主に惑星の観測が行われているという。アンテナの脇にある研究施設の一部が開放され、どのような観測が行われるか、写真などが展示されている。
 外に出て元来た道を戻っていくと、友人が「あのパラボラアンテナ、動いているよ」と教えてくれた。確かにモーターが稼働する音がして、ゆっくりとアンテナの方向が変わっていくのが分かる。青空の下で白亜のアンテナが宇宙線を探って巨体を動かすさまは、壮麗としか言いようがない。それと対照的なのが、稼働を終了しオブジェと化した干渉計なのである。
 施設の中には、パラボラアンテナの原理を体験させる模型もあった。電気も通っていないのに、アンテナの形で音が集められるしくみを、見学者に体験させるものだった。五十メートルほど離れていても、双方のアンテナの向きが合っていれば、小声であっても聞き取れるのである。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:56| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする