2017年10月12日

早春の野辺山駅周辺(3)

 野辺山天文台の見学をすることにした。南牧村農村交流館の右側が入口となっている。守衛さんに、携帯電話の電源を落とし、スマートフォンは機内モードにするように言われた。電波望遠鏡で観測しているから、地上の電波を、できる限り遮断する必要があるのだ。
 敷地の中には干渉計を移動するのに使った巨大なレールが敷かれていた。新幹線のレールの幅、広軌の二倍はあった。干渉計では、多くのパラボラアンテナをつないで、巨大なパラボラアンテナと同様の観測が可能になるという。巨大なパラボラアンテナだとわずかな電波もとらえられるが、鮮明さに欠けるので、数多くの干渉計をつなぐことで、鮮明な映像がとらえられるのだという。
 ただし、一九八二年に建設されたこれらの施設も、すでに稼動を終了しているという。それにはちょっと失望した。「これって野辺山遺跡ってこと?」と友人に冗談を言った。今は動きを止めた干渉計は、公園に展示されたオブジェのように見えた。前衛映画のワンショット、アラン・レネの『去年マリエンバードで』の光景を連想させた。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:39| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする