2017年08月29日

「んみゃーち」の宮古島(7)

 伊良部島の佐良浜(さらはま)港は、宮古島の平良(ひらら)港にフェリーで渡る港だった。当時はまだ伊良部大橋がなかったから、帰りもフェリーで帰るしかなかった。港に向かって自転車をこいでいると、ユースホステルで同室だった青年がいた。そこで、午後は一緒に行動することにした。
 まだ肝心の宮古島の中を見ていない。まず、宮古島の支配者だった仲宗根豊見親(なかそね とぅゆみゃ)の墓に詣でることにした。15世紀から16世紀初頭の豪族で、琉球王府の命を受け、八重山や与那国の征伐を先導したとされる。
 墓は宮古島の巨石墓「みゃーか」と、本島の墓の様式を折衷したもの。仕切りの中央は幅が1メートル強、高さ2メートル弱。出入り口にはかつて観音開きの戸がついていた。階段状になった前面と、天井の部分がアーチ状になっている点に特色がある。墓の内部は手前に棺と副葬品、奥には洗骨後の骨が納められていた。左方の階段はかつては地下に通じていたらしく、半ば埋もれて窪みとなっている。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 05:02| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする