2017年08月04日

御嶽は神々を祀る杜(2)

 今、御嶽の中を巡っている。御嶽とは、本土における山の神々への信仰とつながりがあるのか。参道の両側には表面が穴だらけの奇岩が左右にそびえ、中ほどから生えた木々の根が、岩の隙間に伸びて、表面を覆い尽くそうとしている。
 一番奥は小さな洞穴の窪みで、天井からはは天(あま)の逆矛(さかほこ)に似た石柱が垂れ下がっている。石壇の奥には線香が焚かれた跡があり、右方の岩からは紙垂(しで)が下がっている。洞穴の縁より上はシダが生い茂り、昼でも薄暗くて涼しい。蝉と小鳥、それに虫の羽音しか聞こえない。
 本土の山岳信仰を思い起こさせるが、沖縄では民間に仏教は広まらなかった。岩盤が大岩に倒れかかったような形で、三角形の洞(ほら)に見える所は、修験道における胎内くぐりを連想させる。母なる祖霊に詣でて、失われたつながりを取り戻すのだろうか。その奥からはかつては久高島が拝めたはずだが、今は木々に視界を覆い隠されてしまっている。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:32| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

みちのく・では 陸奥・出羽の旅 第2版(pdf)

 僕の青春時代から数年前に至るまでの全4回、東北を旅した紀行文です。東北は江戸時代までは、広大な地域が、陸奥・出羽の2国にしか分割されていませんでした。長らく日本人にとっては、最果ての地だったからです。
 ここには、旅の先々で感じた思いやイメージがつづってあります。エキゾチックな感覚にとらわれるのは、僕だけではないでしょう。そこには寡黙ながらも、懐の深い自然があります。気軽に読めるものと思いますので、目を通していただけたら幸甚です。
 ちなみに、表紙の写真は白神山地の十二湖で撮影したものです。
 第2版では「三内丸山遺跡を訪ねて」の一章を追加しました。以前、ダウンロードされた方は、ファイルを差し替えて下さい。
michinoku2.pdf

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