一方、パソコンで読む場合には、紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)をインストールするか、ブラウザにプラグインをインストールする必要があった。Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)を、firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)ならプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/?src=search)が必要だった。Internet Explorerの場合、ダウンロードしたePubファイルは、拡張子がzipと表示されるので、ePubに変更して携帯端末や上述のブラウザで開く必要があった。
ところが、Windows10の時代となり、OSに新しいブラウザEdgeが搭載された。これによって、ブラウザ上のePubのリンクをクリックするだけで、Edge上でePubが閲覧できるようになった。ツールバーの左から、目次、ブックマーク、検索の項目が並んでいる。表示は縦書きのルビ付き。ツールバーの右側には、フォントの調整、読み上げ、ブックマークの追加の項目がある。それぞれをクリックすると、使える機能が表示される。
コンピューターによる自動読み上げまでついたのには驚いた。ただし、性能に関してはおまけ程度である。イントネーションがおかしいし、漢字の読み上げも間違えるし、ルビがあると漢字とルビを二重に読み上げてしまう。
最近の読み上げソフトの進化はめざましいものがあり、ワープロソフトの一太郎プレミアム版に付属している詠太などは、ほとんど肉声に近い自然さで、ルビなどもきちんと読み上げる。それと比べれば、無料で配布されている読み上げ機能は、この程度の物なのだろう。
最後に、全体的な感想を述べることにする。読み上げを別にすれば、EdgeによるePubの表示機能は、実用レベルの高水準にあると言える。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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