2017年07月17日

ふたたび沖縄へ(5)

 琉球村には長居してしまった。時計を見ると、すでに午後三時半を回っている。大河ドラマ『琉球の風』のテーマパークに行ってみることにした。一九九三年の前半に放映されたこのドラマは、江戸時代の初期、薩摩藩の侵攻により、幕藩体制に組み込まれつつあった琉球王国を描いている。首里城の再建に合わせて制作されたと言える。
 大河ドラマの屋外スタジオとして建てられた施設は、撮影後はテーマパークとして公開された。ブームが去った後なので、大きな駐車場には数台の車しかなく、巨大な園内もガラガラだった。紅型(びんがた)をまとった女性が琉球舞踊を舞っているのは良かったが、三人でカチャシーをやるのは、余りに寂しすぎやしないか。
 琉球の武家屋敷は、中国風の赤い屋根瓦と、風通しを優先した壁の少なさに特徴があるが、畳や障子は日本式である。一方、明からの冊封使を迎えた天子宮は全くの中国式で、国王や王妃の部屋も日本の物とは趣が異なっている。王妃の部屋の柱が真っ赤なのに驚いた。赤をおめでたい色とした中国文化の影響と思われる。本土で赤がよく用いられたのは遊郭である。福建から移住した商人も多く、道教の神天妃を祀る道観も建てられていた。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!


posted by 高野敦志 at 02:25| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする