大河ドラマの屋外スタジオとして建てられた施設は、撮影後はテーマパークとして公開された。ブームが去った後なので、大きな駐車場には数台の車しかなく、巨大な園内もガラガラだった。紅型(びんがた)をまとった女性が琉球舞踊を舞っているのは良かったが、三人でカチャシーをやるのは、余りに寂しすぎやしないか。
琉球の武家屋敷は、中国風の赤い屋根瓦と、風通しを優先した壁の少なさに特徴があるが、畳や障子は日本式である。一方、明からの冊封使を迎えた天子宮は全くの中国式で、国王や王妃の部屋も日本の物とは趣が異なっている。王妃の部屋の柱が真っ赤なのに驚いた。赤をおめでたい色とした中国文化の影響と思われる。本土で赤がよく用いられたのは遊郭である。福建から移住した商人も多く、道教の神天妃を祀る道観も建てられていた。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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