レストランで、豚肉とかまぼこを細く切って載せた八重山風そば、それにクファジューシー(炊き込みご飯)、モズク酢を食べた。一時二十分から、レストランの横にある広場で「迎恩」と題して、三線(さんしん)による沖縄民謡の実演が行われた。
「唐船(とうしん)ドーイさんてーまん いっさん走(は)えーならんしや ユーイヤナ 若狭町村ぬサー瀬名波(しなは)ぬタンメー ハイヤセンスルユイヤナ」
現在沖縄の人が話しているのは、「ウチナーヤマトゥグチ」、沖縄風の日本語だから、本土の人が聞いてもまだ分かる。だが、民謡は生粋の「ウチナーグチ」(琉球方言)だから、ちょっと聞いてもちんぷんかんぷんだ。 「唐船ドーイ」の歌詞は、「中国船が来たと騒いでも、一目散に走り出さないのは、若狭町村の瀬名波のおじいさんだ」という意味に、独特の囃子詞がついてくる。沖縄風のラップみたいなもの。太鼓のリズムが非常に軽快で、意味がよく分からなくても、気分を高揚させてくれる。泡盛でも飲んでいれば、波に乗る気分で自然と手足が動き、カチャシーが始まる。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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ラベル:沖縄,琉球村,民謡,唐船ドーイ