2017年07月19日

iOS版のKindleについて

 電子書籍のePubは汎用性があるが、AmazonのKindleでは、そのままの形では読み込めない。読み込むためには、Kindle Previewer(https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/A3IWA2TQYMZ5J6)でmobi形式に変換しておく必要がある。
 では、Amazom用に作られたmobiファイルを、iPadやiPhoneなどのiOS版のKindleで読み込ませるとどうなるか。縦書きの電子書籍なのに、横書きになってしまい、ルビがきちんと表示されないなど、様々な問題が生じるのである。
 iOS版のKindleの場合、amazonで販売されている電子書籍(azwやazw3)は、当然のことながら正常に表示される。自作のファイルを縦書きに表示するには、先述のKindle Previewerで、mobiからさらにazkに変換しなければならないのだが、一太郎で作成したmobiの場合、大抵変換に失敗する。原因が分からずに悩んでいたのだが、一太郎でmobiに変換する際の設定に問題があった。
 一太郎で電子書籍の元ファイルが完成したら、ePubてはなく直接mobiファイルで出力すること。その際に「リフロー」のタブで「フォント名をCSS出力する」という項目が、デフォルトではチェックが入っている。このチェックを外してから、mobiファイルとして保存しなければならない。
 こうして作られたmobiは、Kindle Previewerでazkに変換できる。出来上がったazkは、kindle Paperwhiteなどの専用端末では表示できない。あくまでも、iOS版のKindleで表示するためのファイルであり、iTunesでiPadやiPhoneに転送することになる。
 長年の謎が解けたわけだが、一般のユーザーに対しては、iOSの場合にはePub、Kindle Paperwhiteの場合にはmobiで提供すればいいだけの話である。

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2017年07月18日

首里城の幻影(1)

 沖縄に王国が生まれたのはいつか。伝説では源頼朝の叔父である為朝が、保元の乱の後に琉球に渡り、初代の王舜天になったとされる。これなどは、源義経が蝦夷地を経て大陸に渡り、ジンギスカンになったというのと同じで、英雄の死を悼む幻想が生み出したものだろう。
 歴史的には、沖縄本島に中山、山北、山南という小国家が生まれたが、十五世紀初頭、、中山の王尚巴志が本島の統一を果たした。版図は北は奄美群島から、西は与那国島まで広がったが、尚寧王の時代に薩摩藩の侵攻を受け、奄美群島を割譲させられた。明や清に朝貢を続けて王国は存続したものの、実質的には島津氏の支配下に置かれた。一八七九年(明治十二)の琉球処分で、尚泰王が東京に連行されて、四五〇年に渡る琉球王国は滅亡した。
 第二次大戦の頃まで首里城は存在したが、沖縄戦で焼失。一九五〇年(昭和二五)から一九八二年(昭和五七)まで、琉球大学が置かれていたから、約半世紀を経てようやく復元が進んだことになる。前回訪問した一九九二年(平成四)の段階では、再建の工事が急ピッチで進められていた。(つづく)


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2017年07月17日

ふたたび沖縄へ(5)

 琉球村には長居してしまった。時計を見ると、すでに午後三時半を回っている。大河ドラマ『琉球の風』のテーマパークに行ってみることにした。一九九三年の前半に放映されたこのドラマは、江戸時代の初期、薩摩藩の侵攻により、幕藩体制に組み込まれつつあった琉球王国を描いている。首里城の再建に合わせて制作されたと言える。
 大河ドラマの屋外スタジオとして建てられた施設は、撮影後はテーマパークとして公開された。ブームが去った後なので、大きな駐車場には数台の車しかなく、巨大な園内もガラガラだった。紅型(びんがた)をまとった女性が琉球舞踊を舞っているのは良かったが、三人でカチャシーをやるのは、余りに寂しすぎやしないか。
 琉球の武家屋敷は、中国風の赤い屋根瓦と、風通しを優先した壁の少なさに特徴があるが、畳や障子は日本式である。一方、明からの冊封使を迎えた天子宮は全くの中国式で、国王や王妃の部屋も日本の物とは趣が異なっている。王妃の部屋の柱が真っ赤なのに驚いた。赤をおめでたい色とした中国文化の影響と思われる。本土で赤がよく用いられたのは遊郭である。福建から移住した商人も多く、道教の神天妃を祀る道観も建てられていた。


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