2017年06月25日

ひめゆりの塔と沖縄戦(2)

 スピーカーからは、大砲と銃弾の耳をつんざく音が響いてくる。その前で元ひめゆり学徒隊だったおばあさんが、当時のことを物語っていた。
 負傷兵の手当をするのが、自分たちの仕事だった。しかし、傷口からはウジが湧き、兵士は生きながらにして餌食になっていた。日本軍が壊滅状態になると、歩くことができない負傷兵は見殺しにされていった。ある者は青酸カリを含んだ水を飲まされ、ある者は銃で頭を撃ち抜かれた。洞窟に隠れた兵士の多くも、アメリカ軍によってガス弾を撃ち込まれ、ほとんどが命を奪われた。奇蹟的に生き延びたのは、わずか数名だったという。
 昼食の後、平和祈念堂を見学した。堂の中央には漆塗りの巨大な仏像が安置され、天井には星がきらめいている。周囲の壁には平和をモチーフにした絵が飾られている。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:55| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする