2017年06月27日

William BuhlmanのThe Secret of the Soul(2)

 体外離脱の際に、うなるような音が聞こえるのは、チャクラを通って内側の層から、肉体にエネルギーが流入しているからだという。インド人が「プラーナ」、中国人が「気」と呼ぶエネルギーも、より希薄で高周波の世界のエネルギーが、濃密で低周波の物質世界に流れ込んだものらしい。ヨーガにおけるクンダリーニの上昇も、同じ原理で発生するのだという。僕の場合、「エネルギー・バー・ツール」を心臓のチャクラに当てて、エネルギーの流入を促したことで、非物質的な次元に移動したような感覚を得た。
 普通、人間は肉体が死んだらおしまいと考える。ところが、ブルーマンによれば、物質世界に生まれるのは、魂の成長のためであって、大多数の魂は肉体を持っていないのだという。「金縛り」の状態で人の姿が見えれば、「幽霊が出た」と大騒ぎするが、それは非物質的な次元に存在する生命体が、我々の目に見える形で仮に姿を現したに過ぎない。
 体外離脱の際に、さまよった死者の魂に出くわすことがあるが、大半は無害な存在だという。何か尋ねられた場合は、天上に光を求めて、魂の本源である「ハイアー・セルフ」に回帰するように勧めればいいそうだ。非物質的な次元では、考えたことがすぐさま具現化するので、身を守るために自らを、光の発する「レゾナント・エナジー・バルーン」で包んだり、「エネルギー・バー・ツール」を武器に変えたり、相手に対して無償の愛を抱く方法があるようだ。
 僕自身も何度か体外離脱を経験し、覚醒夢も見たりしたが、ブルーマンによれば、それは「アストラル体」(感情体)を体験したに過ぎないことになる。しかも、体外離脱している際に見ているのは、物質世界そのものではなく、物質の下部構造であるエネルギーなので、現実の世界に似ていても、現実と同じだとは限らない。
 人間の多くは死ぬと、現実とそっくりな世界(信念体系領域)に赴く。そこはとらわれの世界であり、周波数のより低い次元である。「ハイアー・セルフ」を求めて、魂の本源にたどり着けば、自在に変容する力を持つことができる。そのためにも、生きているうちから、物や形に対する執着を捨て、すべての存在と自分自身を許すことが必要だという。

参考文献
William Buhlman"The Secret of the Soul" (amazon)

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posted by 高野敦志 at 05:09| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

William BuhlmanのThe Secret of the Soul(1)

 ウィリアム・ブルーマンの本で読んだのは、これが三冊目である。まだ邦訳されていない。前半に引用されているのは、多数の読者から寄せられた体外離脱の体験談である。これほどの例を見れば、それがごく普通の人にも起こりうる現象であるのが分かる。日本で言う「金縛り」の状態も、体は眠っていて精神は目覚めているフォーカス10の状態である。
 その際に、うなるような音や、ラッパの鳴る音、人の話し声などが聞こえることが多い。身動きすることができず、助けを求めて叫ぼうとしても声にならず、鳴り物とともに何かの存在を感じたら、日本人なら心霊現象だと思うだろうし、西洋人なら宇宙人が誘拐しにきたと思うかもしれない。
 目に見える宇宙は全体の1%に過ぎず、残りは非物質的なエネルギーの次元が、幾層も重なって存在しているのだという。にわかには信じがたいかもしれないが、体外離脱を体験した人間には、ブルーマンの説明が単なる空想の産物だとは思えないのだ。
 ブルーマンによれば、人間の体は次のような重層的な構造になっている。肉体の内側に「チャクラ体」と呼ばれる第1エネルギー体、次が「アストラル体」または「感情体」と呼ばれる第2エネルギー体、さらに、「思考エネルギー体」と呼ばれる第3エネルギー体、「潜在意識」と呼ばれる第4エネルギー体、中核には「魂」と呼ばれる純粋な覚醒意識がある。(つづく)

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2017年06月25日

ひめゆりの塔と沖縄戦(2)

 スピーカーからは、大砲と銃弾の耳をつんざく音が響いてくる。その前で元ひめゆり学徒隊だったおばあさんが、当時のことを物語っていた。
 負傷兵の手当をするのが、自分たちの仕事だった。しかし、傷口からはウジが湧き、兵士は生きながらにして餌食になっていた。日本軍が壊滅状態になると、歩くことができない負傷兵は見殺しにされていった。ある者は青酸カリを含んだ水を飲まされ、ある者は銃で頭を撃ち抜かれた。洞窟に隠れた兵士の多くも、アメリカ軍によってガス弾を撃ち込まれ、ほとんどが命を奪われた。奇蹟的に生き延びたのは、わずか数名だったという。
 昼食の後、平和祈念堂を見学した。堂の中央には漆塗りの巨大な仏像が安置され、天井には星がきらめいている。周囲の壁には平和をモチーフにした絵が飾られている。(つづく)

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