2017年05月22日

鶴見線の小さな旅(1)

 Windows98が使われていた頃、「電車でGO」というゲームで遊んだ。最近のものと違って、現実の映像は使われていなかったが、手作りのCGという感じでなかなか味があった。その中に鶴見線のシリーズがあった。現実の鶴見線ではなく、このシリーズで知ったという人も多いだろう。茶色いクラシックな車体、クモハ12形は、動く骨董品のような車両で、昭和40年代に幼児期を過ごした自分には懐かしかった。
 僕自身もそうだが、東京近郊に住んでいても、鶴見線に乗ることは滅多にない。横浜市と川崎市にまたがる工業地帯を走り、一部の企業に勤務する人を運ぶ路線だからである。もとは「鶴見臨海鉄道」という名で、大正15(1926)年に浜川崎〜弁天橋間と大川支線が貨物営業を始め、昭和5(1930)年に電車による旅客運転も開始した。昭和18(1943)年に国有化されてから、鶴見線と呼ばれるようになったのである。
 駅名を見ると、「国道」という素っ気ないものや、「浅野」「安善」など、浅野総一郎、安田善次郎といった実業家の名前に由来するもの、「昭和」「新芝浦」「海芝浦」など、企業名によるものが多い。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:08| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする