2017年05月14日

西表島は日本のアマゾン(4)

 日はまだ高かった。しかし、時計を見てびっくりした。午後6時半? 経度を考えれば、東京と1時間の時差があっても、おかしくないのだから。沖縄の子供は夜遊びが好きで、午後8時に待ち合わせたりするとか。日本の時間に付き合わされていることや、すっかり 日が沈まなければ暑くてしょうがないといったことが、関係しているのだろう。
 いるもて荘に戻った。このユースホステルのいいところは、180度視界が開けた高台に建っているという点だ。沖合には鳩間島が見える。夕食を終えたのは、午後8時頃で、日が沈んだばかりだった。すでにシルエットだけになった小島には、灯台の明かりがともっていた。
 西の空には細い三日月が昇った。海にせり出した高台には電波塔があり、その辺りを境にして、紫がかった赤の淡い光が、悲しいまでの美しさを放っていた。上空から闇が下りて星が瞬き出しても、水平線はいつまでも黄色い残照が輝いていた。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 05:08| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする