2017年04月04日

竹富島の美(ちゅ)ら海(4)

 白い砂浜の向こうには、小浜島が見える。朝ドラの『ちゅらさん』の舞台だけれども、僕が立っていたのは、その十年ほど前のこと。まだ二十代の男だった。
 ハンググライダーをやっているのか。まばゆい空を翼が滑っていく。彼方にうっすら見えるのが西表島。半日かけて石垣島にたどり着いたのに、ろくに見物もしないうちに、他の島のことばかり気にかけてる。嫁さんいるのに、通りの女にばかり色目使ってる男のようだな。
 ぶらぶら歩いて、また港の方に引き返していった。南国特有の美しさがあるが、この地方ではありふれた風景なのだろう。マンネリズムと美の融合なんて言ったら、この若造がと怒られそうだが。とにかく、本土の人間はエキゾチズムを感じる。まあ、明治の初めまでは異国だったわけだし。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:15| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする