2017年03月26日

琉球村と那覇の街(1)

 ユースホステルに泊まって、翌朝、近くにある琉球村に行ってみることにした。「歩いて行けるんですよ」と同じ部屋の人が言って、近くまで連れていってくれた。琉球王朝時代の古い沖縄文化に、じかに触れられるらしい。いわゆるテーマパークである。
 最初に見たのはバブとマングースの決闘。もともと、沖縄にはマスグースがいたわけではないが、多くの死者を出していた毒蛇を退治するために、野山に放されたのだという。そのマングースが、沖縄の固有種、飛べない鳥であるヤンバルクイナを襲うようになったというから、人間が自然をコントロールすることは難しい。
 ガラスケースに敷居があって、ハブとマングースが入れられていた。敷居が外された瞬間、マングースはハブの喉元に噛みついた。こうして窒息させたあと、ガリガリと食べてしまうらしい。噛みついたまま、バブとマングースは絡み合い、何回もぐるぐる回った。
 ただ、ハブは革がベルトやハンドバッグに、肉や内臓には強精作用があるので、マングースに食べさせてしまうわけにはいかない。ガラスの中に箱を入れると、マングースは瞬く間に、逃げ込んでしまった。マングースにとっても、ハブに噛まれれば命を失うわけで、好き好んで決闘しているのではないのだ。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:22| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする