2017年03月06日

電子書籍に音声を組み込む(1)

 一太郎でePubを作成する場合、リフロー型では動画が組み込めるが、固定レイアウト型では組み込めない。一方、音声ファイルに関してはいずれの場合も組み込めないという。
 ただし、一太郎では組み込めないと言っても、ePubではサポートとしているわけだから、ファイルの一部を手動で書き換えれば可能なはずである。そこで、試行錯誤した結果、次のような方法を取れば、一太郎で作ったePubに音声ファイルを組み込めることが分かった。
 ePubファイルは実体が、圧縮ファイルのzipである。音声抜きで作成したePubファイルの拡張子をzipに書き換える。それを解凍するのである。解凍した段階で、フォルダの下に「META-INF」と「OEBPS」のフォルダ、mimetypeのファイルが直接生成されているか確認する。解凍する際に一番外側のフォルダが入れ子状に作成されていたら、入れ子状態を解消しておく。
 次に「OEBPS」のフォルダを開き、content.opfのファイルをメモ帳で開く。

sengen.png


 挿入する音声が複数なら、その分の記述が必要である。音声ファイルは、同じ「OEBPS」のフォルダに挿入する。
 音声ファイルを組み込みたい箇所が含まれるxhtmlファイルを、メモ帳で開く。挿入したい箇所に以下の記述を加える。

audio.png


 書き加えたら上書き保存してメモ帳を閉じる。ブラウザで当該のxhtmlを開いてみる。うまく記述されているなら、音声再生用のボタンなどが表示されるはずである。記述に誤りがある場合、firefoxなどで開くと、どこに記述の誤りがあるか指摘してくれる。
 あとは、これをePubに加工するわけだが、普通の圧縮ソフトを使用してはいけない。原理的には可能なように見えても、エラーが出てしまうからである。ePubに圧縮するためには、ePubPack(https://sourceforge.net/projects/epubpack/?source=typ_redirect)という無料のソフトをダウンロードしておく。インストールしたら起動し、「ePub mimetype file」に、作業中のmimetypeのファイルを指定する。「ePub output file」に出力するファイル名を記入し、「Create ePub File」のボタンを押せばいい。その際に、元のePubファイルと別名にしておくこと。
 出来上がったら、音声出力が可能なソフトで開いてみよう。これに対応しているのは、アップルのiBooksと、紀伊國屋書店のKinoppyぐらいのようであるが。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:59| Comment(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする