2017年02月20日

ロナルド・ラッセル編著『全脳革命』に関して(1)

 ロバート・モンローと言えば、体外離脱という神秘的な体験と、それを第三者にも追体験させる音響技術の開発者といったイメージが強い。日本ではいまだに疑似科学か、新興宗教のように考える人が多いのではないか。本書は多分野にわたる専門家の意見をまとめたもので、ロパート・モンローがヘミシンクと名づけた音響技術の謎を、具体的な形で解き明かしてくれる。
 ヘミシンクはバイノーラル・ビートという技術が基礎にあり、左右の耳から異なる周波数の音声を流して、その周波数の差に当たる周波数を、脳内に生じさせる技術である。それによって、左右の脳が同時に働く全脳状態に移行させるだけでなく、周波数の差を調整することによって、集中力を高めたり、想像力を高めたり、リラックスさせて不眠を解消させたり、宗教的とも言える精神の変容までもたらしてくれるのである。
 ヘミシンクを大別すると、「マインド・フード」「ヒューマン・プラス」「メタミュージック」の三種類となる。「マインド・フード」は《ゲートウェイ・エクスペリエンス》に代表されるような、ヘミシンクと言葉による誘導による瞑想である。「ヒューマン・プラス」はリラックスした状態で、ヘミシンクと言葉による誘導瞑想を行う点では、「マインド・フード」と似ているが、音声を聞いていないときでも、その状態を再現するための「機能コマンド」を習得することを目指す。これは《ゲートウェイ・エクスペリエンス》でも、一部取り入れられている。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 04:10| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする