2017年01月24日

ロバート・モンローの『究極の旅』(2)

 モンローは知的生命体と旅をするとき、物質的世界と非物質的世界の境にいるHバンド騒音(ノイズ)を通り過ぎていく。人間から発するコントロールされていない思念波がピークとなっており、そこを越えていくと、物質界の影響は減衰するという。知的生命体に連れられて、モンローは自分自身の故郷を訪れる。
 そこでは宇宙空間で光を放つ雲が回転して、音楽が響く中、同じゲームが繰り返される。宇宙そのものが生命なのだろう。その単調さに耐えられず、モンローは旅に出たことを思い出す。この記述を読みながら、僕はマックス・コルバッチョMax Corbachoの《BreathStream》というアルバムを思い浮かべた。「呼吸の流れ」という意味で、宇宙が生命を持って息しているさまを、音楽化したような作品である。
 人間は故郷を旅立ち、非物質的世界を離れてこの世に誕生する。それは物質的世界で学習し、霊的に進化するためである。人生というものはそのための学習期間であって、肉体を捨てた後にその成果を携えていくのである。自殺した場合には、地球に留まることを余儀なくされたり、死の瞬間の苦痛を感じ続けることになる。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 11:22| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする