2017年01月03日

黒部峡谷パノラマ展望ツアー(5)

 ツキノワグマが出るらしいので、友人はベルトに鈴をつけて鳴らしていた。初老の婦人は息が切れて、途中で歩けなくなっていた。ヘルメットをかぶった頭は蒸し風呂のようだった。崖の下を覗くと、めまいがしそうになる。足を滑らせたら、真っ逆さまに落ちていくだろう。あくまでも自己責任でという意味がよく分かった。
 パノラマ展望台に出た。送電線の猿飛線に立てられた鉄塔は、塗装し直されたので真新しく見えるが、ダムが造られた時からだから、もう八十年も経つのだろうか。黒部川第三発電所と第四発電所で作った電気を、関西方面に送電している。
 そこで三十分ほど休んだ。パノラマといっても、今日は手前の山並みが見えるばかりで、白馬や立山などの連峰は雲に隠れている。ヘルメットは外していたが、風はやんでいたのでかなり暑かった。(つづく)

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:05| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする