2016年12月11日

「ゴーイング・ホーム」私見(3)

「飛翔」と聞くと、これは「体外離脱」を目的としているんだろうと推測がつく。ただ、「ゲートウェイ・エクスペリエンス」のようなイメージ訓練は、不治の病に冒された患者には難しい。また、目に見えないガイドに「第二の体」を引き上げてもらうというのも、ガイドの存在を感じていなければ無理だろう。
 そこで、「ゴーイング・ホーム」では、もっと自然な方法を取っている。ベッドに寝たきりの患者は、外の世界に触れることを常に願っている。そこでアルバムの声がガイドとなって、病院の外に患者の魂、「第二の体」を連れ出すのである。階段の音に続いて、屋外に出ると、バイクのエンジン、馬や犬、小鳥の声なども聞こえる。いきなり、「体外離脱」させるのではなく、イメージの上で屋外に連れ出し、ヘリコプターに乗車させる。雲の上に出たところで、自由に「第二の体」だけで飛翔するのである。夢を見ているような感覚で「体外離脱」を体験させようというわけだ。
 僕の場合、入眠時幻覚が始まった。意識があるまま、夢が始まったのである。上空から草原の様子が見え出した。映像が動いていくので、まさしく飛翔している感覚だった。そのうち、本当の夢に突入した……(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 02:27| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする