2016年11月27日

「ゲートウェイ・エクスペリエンス」私見(33)

 ウエーブVで体験できなかった人は、ぜひともここで体験したいと思うだろう。しかし、仮に狭義の「体外離脱」が体験できなくても、失望する必要はない。それは頻繁に起こる現象ではないからである。重要なのは、イメージでいいから、離脱しているかのように、意識を天井に投射し、そこから見える光景を想像することである。デイヴィッド・コンウェイの『魔術』にも、意識を壁に投射して、そこから室内を観察することが言及されている。
 晩年のロバート・モンローは、狭義の「体外離脱」には重要性を置かなくなっていた。それよりも、肉体に意識を残したまま、意識の一部を肉体の外部に投射して、部屋の中にいながら、外の世界を探索することができるようになったからである。それを「フェージング」と呼んでいる。人間の意識は想像力によって、同時に複数の知覚のレベルを出入り(「フェーズ・イン」したり「フェーズ・アウト」したり)しているからである。
 もし、道教の修行に関心ある人なら、C.G.ユングとリヒアルト・ヴィルヘルムの共著『黄金の華の秘密』を読んだことがあるだろう。気を練って分身を作り、体外に派遣する方法が述べられており、晩年のロバート・モンローが行っていたことと、体験の上では大きな違いがなかったものと考えられる。道教で気を練ることと、エネルギー体を振動させ、増幅させることは、ほぼ同じことを指すのではないか。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ





ランキングはこちらをクリック!

posted by 高野敦志 at 04:21| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする