2016年01月31日

パトリック・ベルナール Patrick Bernardの《チャクラ・セレブレーション》Chakra Celebration(2)

 さて、以前、チャクラを刺激して、潜在能力を開発したり、ストレスを解消する音楽の存在について触れた。スチーブン・ハルパーン Steven Halpernの《チャクラ・スィート》Chakra Suite、ジョナサン・ゴールドマン Jonathan Goldmanの《チャクラ・チャンツ》Chakra Chantsなどは、音楽的に素晴らしいとともに、チャクラを刺激する効果がある。
 今回紹介するのは、ヒンズー教のバクティ・ヨーガの伝統を引き継いだ一枚。ヒンズーの神々に対する信仰と愛によって解脱に導かれるように、西洋楽器とシタールなどのインド楽器を組み合わせ、神々の名をたたえるマントラ(真言)を、深みのある声で歌い上げたアルバム。各チャクラの音域に合わせて調整されているので、チャクラの位置にチャクラの図を想起し、歌声で反響して光を放つさまを思い浮かべることで、十全の効果が得られる。
 作曲家のパトリック・ベルナールは1952年にアルジェで生まれ、フランス本土やロンドン、インドなどを転々とした後、主にカナダのケベックで活動している。宗教的伝統に触発されたアルバムが多く、《チャクラ・セレブレーション》も バクティ・ヨーガに基づいた作品。チャクラの瞑想に最も適しているという英語の書き込みを見たが、歌声に合わせて神々への愛に身をゆだねるのは、心身ともに快い。
 ヴィシュンヌ、シバ、ガネーシャ、クリシュナなど、インド神話に登場する神々のマントラが唱えられ、各チャクラが浄化された後、ブラフマンをたたえるマントラによって、解脱に近い精神統一に導かれる。


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2016年01月30日

パトリック・ベルナール Patrick Bernardの《チャクラ・セレブレーション》Chakra Celebration(1)

 仏教とヒンズー教の違いは何だろう。仏教が世界宗教であるのに対し、ヒンズー教はインドの民族宗教だと言えそうだが、東南アジアにも広がったから、狭い意味での民族宗教ではない。
 初期の仏教は無神論で、無我を主張するので、本当の自分、真我は否定している。インドのカースト制度を認めず、偶像崇拝を禁止し、呪文を唱えたり、呪術や占いも認めていない。
 ところが、日本に伝わった大乗仏教は、無我の教えである点は変わらなくても、身分制度と妥協し、仏像を礼拝し、印を結んで真言陀羅尼を唱え、占星術や暦による占いまで行っている。ヒンズー教化された仏教であり、ヒンズー教の神々まで、護法神の形で取り入れている。
 チベットで行われている後期密教になると、身体内部に流れるエネルギーのセンター、チャクラに精神を集中して活性化させたり、エネルギーを頭頂に向かって上昇させるヨーガまで取り入れているので、ヒンズー教とは教理の面で違いがあっても、実践される修行に大きな違いはなくなっている。(つづく)


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2016年01月29日

イラ・プロゴフの『ユングと共時性』に関して(4)

 それに対して、何をやってもうまくいかない場合、意識と無意識が乖離し、世界から必要な情報が得られていなかったり、意味のある「偶然の一致」と縁遠い状態にあると考えられる。
 また、悪いことが続く場合、それは無意識が倒錯した状態に陥り、不幸なことに執着して、引き寄せてしまっていると考えられる。無意識は「否定」の意味が理解できないから、「不幸になりたくない」と思うことで、「不幸」を呼び寄せてしまう。「幸せになりたい」と思えばいいのである。「戦争をなくしたい」というのではなく、「平和をもたらしたい」と願うべきでなのである。
 祈りが通じたように見える場合、神が実在するからだと考えるのではなく、「共時性」による「偶然の一致」が発生したと見るのがユングの立場である。人間の魂は自我を超えた力を持つからこそ、イラ・プロゴフはユングの「自己」という概念を、道教の「道(タオ)」と同等のものとして説明したのである。


主要参考文献
『自然現象と心の構造』(ユング/パウリ共著 河合隼雄訳 海鳴社)
『ユングと共時性』(イラ・プロゴフ著 河合隼雄・河合幹雄訳 創元社) 


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