2017年07月26日

EdgeでePubを読む

 電子書籍のePubは、国際的な標準規格として出発した。縦書きやルビなど、欧米の言語にはない日本語の書式も、ePub3以降は表示可能となった。現在では、iPadやiPhoneなどの携帯端末にダウンロードしておけば、オフラインの状態でも読むこともできる。
 一方、パソコンで読む場合には、紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)をインストールするか、ブラウザにプラグインをインストールする必要があった。Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)を、firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)ならプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/?src=search)が必要だった。Internet Explorerの場合、ダウンロードしたePubファイルは、拡張子がzipと表示されるので、ePubに変更して携帯端末や上述のブラウザで開く必要があった。
 ところが、Windows10の時代となり、OSに新しいブラウザEdgeが搭載された。これによって、ブラウザ上のePubのリンクをクリックするだけで、Edge上でePubが閲覧できるようになった。ツールバーの左から、目次、ブックマーク、検索の項目が並んでいる。表示は縦書きのルビ付き。ツールバーの右側には、フォントの調整、読み上げ、ブックマークの追加の項目がある。それぞれをクリックすると、使える機能が表示される。
 コンピューターによる自動読み上げまでついたのには驚いた。ただし、性能に関してはおまけ程度である。イントネーションがおかしいし、漢字の読み上げも間違えるし、ルビがあると漢字とルビを二重に読み上げてしまう。
 最近の読み上げソフトの進化はめざましいものがあり、ワープロソフトの一太郎プレミアム版に付属している詠太などは、ほとんど肉声に近い自然さで、ルビなどもきちんと読み上げる。それと比べれば、無料で配布されている読み上げ機能は、この程度の物なのだろう。
 最後に、全体的な感想を述べることにする。読み上げを別にすれば、EdgeによるePubの表示機能は、実用レベルの高水準にあると言える。

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posted by 高野敦志 at 02:27| Comment(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

超短編集「夢現万華鏡」(ePub)

 星新一のショートショートよりも短いものは、300字小説だと言われます。古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界や、現実の場面を脚色したものなど、80篇余りを収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。
 以下のリンクからダウンロードして下さい。
kaleidoscope.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksやbREADER(http://breader.infocity.co.jp/)でご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。Windows8用のアプリのEPUB Reader(http://www.skyfish.co.jp/epubreader.html)でも開けますが、一部のレイアウトが反映されません。

 ブラウザからePubを開く場合、Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにもようやく対応しました。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。

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posted by 高野敦志 at 00:38| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

首里城の幻影(3)

 一八七一年(明治四)の廃藩置県は、本土では大きな抵抗もなく行われた。大名は参勤交代で、一年おきに江戸で生活していたから、東京住まいになることへの拒絶反応も少なかったのだろう。
 その年、琉球王国は琉球藩に、琉球国王は琉球藩王に格下げされたが、琉球王府はこれまでの慣例は維持されるものと考えていた。これは日本への併合を進める上での、過渡的な措置だったのだが。
 一九七九(明治十二)の琉球処分をもって、琉球王国はついに滅亡した。首里城の明け渡しを強要され、東京に連行された国王尚泰の無念は、察するに余りあるものである。琉球王国再興のために、清に支援を求める士族の運動が起こり、日本と清の国境問題へと発展した。一時は琉球王国を二分して、先島を清に割譲する案が日本側から出されたほどだった。(つづく)

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