2020年10月02日

十六歳の修学旅行(4)

 その真偽については、判断を留保することにする。原爆という人類を滅亡させかねない兵器に関しては、核戦争後の核の冬について、当時は盛んに喧伝されていた。
 とはいっても、講演会が終わった後は、頭の中は別のことでいっぱいになっていた。高校二年生と言えば、最も性欲が盛んな時期である。その若者たちを個室に入れたらどうなるか、ちょっと想像すれば分かりそうなものだが。
 同級生に呼ばれて、別の個室に行くと、ベッドの上に女の足が載っていた。まずいものを見てしまった。実は、同級生がガールフレンドを呼んでいたのだった。これはその部屋だけの光景ではなかった。あっちこっちの部屋で、男子が女子の部屋に、女子が男子の部屋に入り込んでいた。
 廊下では先生たちが歩き回っていたから、僕も巻き添えになりそうで、すかさず逃げ出したが、運の悪い学生は見つかって、大目玉を食らったらしい。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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『西海道の旅』(ePub)

 古来、九州は西海道と呼ばれていました。火山が作り出した壮大な自然と、早い時期から流入した外国の文化・文明、それによる繁栄と歴史の悲劇、九州が日本の他の地方と異なるのは、外に開かれた国境の土地だったということです。
 僕が三十代から五十代にかけて九州各地を旅して、忘れられなかった記憶を一つの紀行としてまとめてみました。旅をして何を感じたか、それが人生に意味を与えてくれるのです。
 以下のリンクからダウンロードしてください。7.1メガあるので、多少時間がかかります。
saikaido.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。

 ブラウザからePubを開く場合、Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにも対応しています。
 EdgeではePubは開けなくなりました。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。 


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2020年10月01日

十六歳の修学旅行(3)

 夕食の後は、被曝者の女性による講演会が、ホテルの大広間で行われた。原爆投下の惨状について聞いた。空襲警報が鳴って、警報が解かれた後にピカドンが来たこと。爆心地の半径1キロ以内にいた人は、ほぼ全員が死亡したことなど。
 それに対して、女子学生の一人が「原爆によって戦争が終わったんだから、やむを得ないことだったのではないか」と問うた。それに対する被曝者の答えは、原爆投下がアメリカの核戦略の発端で、核実験によって地球の周囲に放射能の膜が出来て、我々は知らず知らずに被曝しているというものだった。
 原爆が終戦の役に立ったというのは、当時盛んにアメリカ側から流されていた情報で、原爆投下を正当化するものとして、当時の高校生も知らず知らずのうちに洗脳されていた。昭和天皇も「気の毒だったが、戦時中でやむをえないことだった」と述べている。
 被曝者の話によって、原爆をめぐる洗脳は解けたのだろうか。実はまだ解けたわけでもなかったようだ。原爆はアメリカが投下したものではなく、日本軍が太田川で水上起爆したという説もあるからだ。(つづく)


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