2018年02月19日

ラサのジョカン寺で火災

 チベット自治区ラサの中心にあるジョカン寺(大昭寺)で火災が発生した。YouTubeに建物が炎上する映像がアップロードされた。詳細は不明だが、燃えたのは僧房で文化財に被害はなく、けが人もいないという。
 ここには唐の皇女文成公主が、吐蕃(当時のチベット)のソンツェン・ガンポ王に嫁いだときにもたらしたとされる釈迦如来像が安置されている。釈迦の幼時を写したとされ、純粋でひたむきな目をした顔の金像で、宝石で美しく飾られている。チベットの仏像の多くは文化大革命で破壊され、その後復元されたものが多い。そうした中で、中国兵もあまりの美しさに手出しができなかったとされる。僕自身も実際に目にして、二十年近く経った今でも記憶に焼き付いている。
 そこは世界遺産であり、チベット人の心のふるさとであり、中国とチベットを結びつけた象徴的な文化財が存在する場所である。火災の原因は失火ではないか。


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超短編集「夢現万華鏡」(pdf)

 星新一のショートショートよりも短いものは、300字小説だと言われます。古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界や、現実の場面を脚色したものなど、80篇余りを収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。
 今回はパソコンですぐに開けるpdfを公開します。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードして下さい。
kaleidoscope.pdf

 iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Media→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。大部分のパソコンにインストールされているAdobe Readerで読むことができます。

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posted by 高野敦志 at 02:10| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

瞑想音声の作成

 バイノーラル・ビートとは、左右から異なる周波数の音を聞かせ、その差に当たる周波数の音を脳に生じさせる音声のことである。これによって、脳波をガンマ波(瞑想)、ベータ波(覚醒)、アルファ波(リラックス)、シータ波(夢見心地)、デルタ波(熟睡)に誘導することができる。
 ただし、人間の脳波は複雑で、集中しているときにアイデアが浮かぶとシータ波が出たり、意識がある覚醒夢の場合には、ベータ波が出ているらしい。要するに、複数の脳波が絡み合っているということだ。
 ロバート・モンローが開発したヘミシンクの特徴は、単純なバイノーラル・ビートとは異なり、複数のバイノーラル・ビートを重ね合わせて、微妙な脳波の状態を作り出した上で、言葉による誘導を行ったりするという点である。モンロー研究所の《ゲートウェイ・エクスペリエンス》は、潜在能力を開発したい人向けのプログラムで、その効果には定評がある。
 こうした脳波誘導の音声を生成するソフトウェアがある。Jim Petersが開発したSBaGen(https://uazu.net/sbagen/) である。Windows版のほか、Mac版、Linux版などもある。ただ、コマンドで操作するソフトウェアなので、普通のユーザーには取っつきにくい。SBaGenに関してはさまざまな(英語の)資料があり、SBaGenで作成された音声も公開されている。
 SBaGen Binaural Wave Generator(https://sourceforge.net/projects/sbagen/?source=typ_redirect)にアクセスすると、関連資料とともに、モンロー研究所のフォーカス3からフォーカス27までの音声を生成するファイルが公開されている。フォーカスというのは、ロバート・モンローが変性意識の深度を表すためにつけた名称で、どうやら匿名の資料から、各フォーカスに対応するヘミシンクが、どのような音を重ね合わせて作られたか導き出し、SBaGenで各ファイルを作成したものらしい。
 SBaGenがインストールされた環境では、各ファイルをクリックすると、Dosプロンプトが起動し音声を再生する。ファイルを右クリックすると、WAVファイルが書き出されるはずだが、64bit版のWindows10の環境では、書き出しに失敗するようだ。その場合、フリーソフトのAudacity(http://web.audacityteam.org)の登場である。Dosプロンプトが再生している音声を、Audacityで録音してしまえばいいのである。
 瞑想音声を作成する手順は以下の通りである。まず、瞑想を誘導する言葉をAudacityで録音する。スクリプトは自分の目的に合ったものを用いる。僕の場合は、ディーパック・チョプラの『ゆだねるということ』に収録された第一から第七のスートラ(経典)を用いた。録音時間は15分あまりかかった。録音が終わったら、何分かかったかメモしておく。
 次に、重ね合わせたい脳波誘導のファイルを再生し、Audacityで録音する。瞑想ならフォーカス15が最適と思われる。時間の感じられない空(くう)の意識に誘導する。スクリプトの音声より、多少長めに録音しておく。導入の部分で脳波が誘導されてから、言葉が再生されるように調整するわけである。
 脳波を誘導する音声は、かろうじて聞こえる程度に弱めておく。Audacityで再生し、よい具合にできたところでミックスし、MP3の320kpsで書き出す。圧縮しすぎると、脳波の誘導がうまくいかなくなる。出来上がったら、携帯端末に転送する。これでいつでも好みの瞑想ができる。


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