2019年09月18日

外面女菩薩内面如夜叉

 今は昔、天竺に御母と慕はれし耶蘇教の比丘尼ありけり。長者より慈善の金を集め、身寄りなき貧しき男女を養ひけり。病に倒れたる者にも療を施し、天女の化身と讃へられけり。しかるに、その実、幼き子らを人買ひに売り、巨万の富を得たり。苦しみに耐へてこそ、神の恩寵に与ることも叶ふべけれと説きて、慈善の金を医術に使ふも惜しみたり。売られたる子の多くは、淫欲に耽る獣の如き者共の餌食となり、無慙なる最期を遂ぐる者も少なからず。これ天魔波旬の行ひにあらずや。死して聖女に祭り上げられしも、因果応報の理により無間地獄に堕ち、百千万阿僧祇劫の間業火に焼かるる定めに、魔王へ助けを求めたるはいと浅ましとなむ語り伝へたるとや。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:23| Comment(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高野敦志編『高野邦夫詩撰』(ePub)

 高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。その詩は自らの戦争体験や動植物、猫や蝶などへの共感、家族、とりわけ母、高野ことへの思いを中心につづられています。中でも『定時制高校』や『川崎』などは、各種の新聞でも取り上げられました。糖尿病や腎臓病と闘いながらも、晩年に到るまで詩作に集中しました。平成9(1997)年、手術後の体力低下に伴う敗血症がもとで亡くなりました。享年は68歳でした。
 すでに長い年月が経ち、父の著作の多くは絶版状態です。そこで、私がそれらから比較的読みやすく、心に響く詩を厳選してここに紹介いたします。下のリンクをクリックしてダウンロードして下さい。なお、原文の改行位置を尊重したために、不自然な位置で改行されて表示された場合は、字の大きさを若干小さくしてご覧下さい。
kunionoshi.epub

 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。
 IEでダウンロードした場合は、拡張子をzipからepubに変えて、下記のアプリでご覧下さい。

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。

 ブラウザからePubを開く場合、Edgeならプラグインなしで読めます。Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにも対応しています。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。 


以下に高野邦夫の著作を挙げます。

詩集

『寒菊』(1962 五月書房)
『氷湖』(1978 昭森社)
『燦爛の天』(1980 昭森社)
『定時制高校』(1982 昭森社)
『川崎』(1983 昭森社)
『修羅』(1984 昭森社)
『彫刻』(1985 昭森社)
『曠野』(1985 芸風書院)
『銀猫』(1986 昭森社)
『日常』(1987 昭森社)
『川崎(ラ・シテ・イデアル)』(1989 教育企画出版)
『短日』(1991 吟遊社)
『峡谷』(1993 吟遊社)
『鷹』(1994 吟遊社)
『敗亡記』(1995 吟遊社)
『廃園』(1998 遺稿 吟遊社)

句集

『高野邦夫句集』(1987 芸風書院)


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posted by 高野敦志 at 01:08| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月17日

第三版《ゲートウェイ・エクスペリエンス私見》(ePub)

 ロバート・モンローが開発した脳波誘導の技術「ヘミシンク」によって、変性意識の世界を誰でも体験できるようになりました。
 ヘミシンクは能力開発、自己実現に用いられてきましたが、最近《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のWaveZ日本語版が発売されました。これは死後の意識を擬似的に体験するプログラムで、来世への中継点とされる「フォーカス27」まで収録されています。それについて得た印象をまとめてみました。
 なお、死後の意識を体験するもう一つのプログラム《ゴーイング・ホーム》や、ロバート・モンローの著作、ヘミシンク関連の著作や、チャクラ開発などのプログラムについても説明しています。
 以下のリンクから、ダウンロードできます。
Gateway3.epub

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